明治安田生命名古屋駅前ビルの建設状況 2023.6

明治安田生命名古屋駅前ビルは、20階・99.9mの高層オフィスビル計画です。かつて存在したキャッスルプラザというホテルと隣の小規模なビルを一体開発します。

規模は今年に入って判明しました。延床4万クラスなので栄のS2計画とほぼ同じような感じです。

キャッスルプラザ跡地 20階100mの高層ビルに!

前回から4か月振りの取材です。

引用明治安田生命 ニュースリリース(PDFファイル)

こちらが新たに公表されたパースです。ガラス張りの現代的なオフィスビルです。水平庇が強調されています。

名駅側の西面と大通り側の北面がガラスメインなので、おそらく東側にコアが設けられていると思われます。東側は窓が少なく壁メインになりそうです。

明治安田生命は環境配慮型のビルに建て替えることでSDGsの推進に貢献していくとしています。特に高効率設備の使用や日射遮蔽を行い電力や水の使用量を削減、再生可能エネルギーの導入なども合わせてCASBEEのSランクを取得しました。

快適に過ごせるオフィスというのもコンセプトの一つです。屋上には緑あふれるスカイラウンジが設置されます。おそらくビル入居者専用になると思いますが、地上100m近いところで一息つけるのはいいですね。

地下街との直結もアナウンスされています。ユニモールからダイレクトにアクセスできるので雨の日も濡れる心配がありません。

現在の様子です。長らく進められていた解体工事が終わり、すっきりしています。竣工は2026年8月の予定。当分は基礎工事で大きな変化はなさそうです。来年末あたりクレーン登場、2025年が鉄骨伸び盛りになりそうです。

しっかりとした安全性もアピールポイントです。BCPに配慮し、電気室を2階に配置することで、浸水時でも安定的な電力供給が可能になります。また建築基準法の1.25倍の地震力に耐えうる制振性能も備えます。

ついに動き出した明治安田生命(キャッスルプラザ跡地)ビル。名駅では200m級ビルが主役ですが、その脇を固めるビルとして存在感が出てきそうです。低層部に店舗が入れば桜通の連続的な賑わいにもつながります。完成が楽しみですね。

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