トヨタホームとパナソニック 一体で超高層化か

6月2日、プライムライフテクノロジーズ(PLT)は経営計画に関する資料を発表しました。その中で、久屋大通プロジェクトについて触れられており、完成予想イメージが載っていました。

場所はパナソニックとトヨタホームのビルが隣り合っている久屋大通の北東の街区です。2023年5月に一体開発という報道が出てたのち、しばらく動きがありませんでしたが、3年もの沈黙を破って計画が明らかになりました。

栄のトヨタホームとパナソニックビル一体開発へ!

当時の記事です。

以前は2030年代初頭に完成する目標としていました。初頭というと31年とか32年くらいだと思うのでこのタイミングで計画が固まってきたというのは順調に進んでいたということだと思います。詳細を見ていきましょう。

こちらがイメージ図です。すべて管理人の推定にすぎませんが、35階程度、高さは160~170m程度、延床面積は10万弱と思われます。実現すれば中日ビル、栄広場に次ぐ3つ目の大規模再開発となります。

建物は大きく3つの部分に分かれているようです。まず基壇部が5階程度、おそらく商業やMICE関連施設などが入るでしょう。そして中層部が17階まであってこれがオフィスと思われます。その上のセットバックしているのはホテルか住宅でしょうか。

久屋大通側とブリッジがつながっているのも気になります。単に敷地を開発するだけでなく、公園ともリンクする意欲的な内容です。賑わいの波及効果も大きいと思われます。

パナソニックビルだけでなく、NBN泉ビルも用地に入っているように見えます。パナソニックだけでは久屋大通に面する部分が少ないので、この3年の間に交渉して、用地を拡大した可能性があります。

北東から見たと思われるパースです。トヨタホームのビルがある側です。私はこちら側に高層部を配置すると思っていましたが予想が外れました。NBN泉ビルの取得で久屋大通側に高層部を配置した方がよいという判断で、裏側に当たるこちら側は広場のようになっています。

トヨタの次世代型モビリティのようなのが停まっています。PLTはトヨタとパナソニックの合同会社で、お互いの強みを生かして街づくりを進める構想なので、新しいライフスタイルの提案やショールームとしての実験場のような空間になるかもしれません。

資料に載っていたもう一枚のパースです。アーバンネット名古屋ビルの20階くらいから見るとこんな感じなのでしょう。奥はNTTドコモの鉄塔です。高さ的にはほぼ同じくらいになると思われます。

気になるのは実現可能性です。今後物価高騰はさらに進み、建設業は相変わらず逆風が強い状態で、今やまともに進む開発の方が少ないくらいになってきています。なので油断はできないでしょう。そもそもこれは経営計画に出ただけで建て替え発表のプレスではないというのは認識しておくべきです。

とはいえ3年前に建て替えが明らかになった内容がだんだん煮詰まってきたのは確かだと思います。PLTにとってもフラッグシップ的な物件になると思われ、一体大規模化は既定路線と言っていいでしょう。あとはその内容です。

思えば昨年末の名鉄から明るいニュースがほとんどなかった気がしますが、今回は久しぶりにワクワクするニュースでした。まだ正式決定ではないものの、今後が非常に楽しみですね。

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コメント

  1. より:

    このご時世、正式にプロジェクト発表しても着工するまでは安心できないですね

    あと三越の建て替え、何とか出来ないかなー

    • オリエンタルビル頑張れよ より:

      オフィス需要の見極めなら中日やランドマークが証明してきたと思うから三越の再開発的にはポジティブな要素だと思う
      名駅が停滞してる今名古屋を引っ張るのは栄だから三越には頑張ってほしいですね

    • より:

      三越に余裕はありますか?そうは見えないのですが。
      でかい建て替えが実現しても経営が傾く(栄、星ヶ丘、ラシックのどれか1つでも閉めることになるとか)と建て替えの喜びを上回る悲しみ/寂しさで名古屋が暗くなるので無理してほしくないです。

      • 渡世人 より:

        名古屋三越の土地建物は三越のものではなく、かつてオリエンタル中村百貨店を運営していたオリエンタルビル(株)のもので建て替えもオリエンタルビルが行います。オリエンタル中村百貨店は50年くらい前に経営が行き詰り三越百貨店の支援を受け、その後経営を三越に譲り一時三越本体と合併しましたが現在は三越伊勢丹の100%子会社の名古屋三越として不動産管理会社に戻ったオリエンタルビルのテナントとなっています。栄中心部はJフロントの攻勢により競争が激化すると思われますが、コロナ禍で中断したホテルやオフィス等を含む当初計画は昨今の資材高騰や労働力不足をみても地場の小さな不動産管理会社では更に荷が重くなるでしょう。かといって旧館は築後70年を超えていて残された時間はあまりありません。ラシック棟は三越などと共同で開発されており、三越伊勢丹本体がJフロントと切磋琢磨して盛り上がることができ勝負になると判断すればこちらも共同で開発できるのかもしれません。何しろ栄の超一等地ですから。

  2. 名古屋の発展を願う者 より:

    ご存じのとおり、このイメージ図は掲載された資料が公開された直後に公式資料から削除されており、現時点では公式には存在しない状態となっています。

    おそらく、久屋大通公園プロジェクトが進行していることを示すためにイメージ図を掲載したものの、具体的な内容については既に見直しが行われている可能性も否定出来ない状況です。

    最近は「期待させておいて結果的に実現しない」というケースが続いており、多くの方が「やはり名古屋はダメなのか」と落胆している状況です。
    そのため、影響力の大きい飛翔さんがこのイメージ図を投稿することで、名古屋の発展を楽しみにしている方々をさらに落胆させることに繋がらないか心配しています。

    実現可能性については後半で触れていただいていますが、「このイメージ図は現在どの公式資料にも掲載されていない」という点について、記事の冒頭で補足していただけると、誤解を避けられるのではないかと思いました。

    • より:

      6/2の事業説明会でイメージ図が公表されたみたいです。

      • より:

        事業説明会の資料にはイメージ図が載っていたから安心した、とSNSで数人が投稿していました。
        しかし、あの資料はその説明会用なので載っていたのは当然です。
        その後に図が消されたことが意味深である(見方によって様々な捉え方ができる)ことが不安を誘う部分であって、安心の材料にならないと思います。

    • ため息 より:

      名古屋人のよくないところを詰め合わせたようなコメントですね。

  3. ビル より:

    再開発の見直しや建築費の高騰が騒がれる時代なのは彼らも承知の上でしょう
    その上でこの計画を出したのであれば実現するだろうと思っています

  4. 佐藤洋太郎 より:

    名古屋市中区新栄で声優の山寺宏一さんなら答えてきたんだ❣️

  5. 名古屋の発展を願う者 より:

    飛翔さん、やはり私が懸念していた通り、皆さん少し勘違いされているように思います。

    というのも、多くの方が「このイメージ図の内容で正式発表があった」と認識されているようですが、実際にはそうではありません。

    6月2日に公表された資料には確かにこのイメージ図が掲載されていました。しかし、その際にイメージ図の内容について具体的な説明や言及はなく、その後の資料では、このイメージ図だけが削除されているのが現状です。
    (現在はプロジェクト名のみが資料に残っています。)

    つまり、再開発プロジェクト自体は存在するものの、この図は文字通り「イメージ」に過ぎず、プライムライフテクノロジーズとしても、この内容で正式発表したという認識ではないのだと思われます。そのため、実際の計画がこのイメージ図通りにならない可能性は十分にあります。

    そのような状況の中で、この段階からイメージ図を前提とした記事を出してしまうと、必要以上に期待を持たせてしまうリスクがあるのではないかと感じています。

    もちろん、私自身もイメージ図を読み解く限り、少なくとも100m級の建物は実現するのではないかと思っています。ただ、イメージ図通りの高さ(160m前後?)になるかというと、現時点では全く未知数です。
    尚、向かいのアーバンネットネクスタビルが約100mであるにもかかわらず、ほとんど話題にならなかったことを考えると、仮に同程度の高さであれば大きな話題にはならずに終わる気もします。
    やはり100mと150mでは街へのインパクトが大きく異なります。なんとかイメージ図に近い規模で実現してほしいと願うばかりです。
    (と、こうして書いている時点で私自身も既に期待してしまっているのですが。)

    • より:

      「正式発表」なんて誰も思ってないよ。
      あくまで理想形。