7月10日 名鉄百貨店にヨドバシカメラが出店することが正式決定しました。以前出店交渉をしているという報道が流れましたがめでたく決まったようですね。驚いたことに開業は2026年夏で、わりとすぐです。
出店するのは名鉄百貨店の地下1階~4階です。名古屋駅に一番近い側です。名鉄から極めてシンプルなリリースが出ておりそれ以上のことはわかりません。近くなったらまた詳細が発表されると思います。

ヨドバシカメラは、最新の家電はもちろん、時計、玩具、スポーツ用品、アウトドア用品、医薬品等、幅広いカテゴリーの商品を販売します。また、人気の洋菓子店を集積したエリアを開設されるとのこと。完成が楽しみですね。
店舗面積としては松坂屋と同じか少し広いくらいだと思います。1階2階に階段や吹き抜けのフロアが変則的なエリアがあるのでどうなるか気になります。
これで名駅は東西2つのビックカメラにヨドバシが入ってくる家電激戦区となります。立地で言えば互角がそれ以上なのでヨドバシは十分戦えると思います。
そしてもともとゲートタワーへの出店を希望していたヨドバシカメラにとっては名駅進出は悲願だったのかもしれません。一方名鉄は再開発の頓挫で入居している企業を探していたとみられ、両社の思惑が一致した形です。

しかし本当の関心はもっと先です。つまり、今回名鉄百貨店への進出は来る再開発後のテナントとしてのヨドバシ進出の布石ではないかということです。名鉄は新たな外部パートナーの検討とありました。駅前一等地に施設を開発するというデベ的な性格を帯びてきているヨドバシと組むのはあり得る話です。
名駅に進出したかったヨドバシは今回をチャンスととらえているかもしれません。そして名鉄百貨店解体までの4年間程度で売り上げのデータを集め、その先の本開業に備える、そんなシナリオを描いている可能性もあります。
名鉄としてもありがたい話でしょう。三井不動産が抜け、一応近鉄や日本生命がいるとはいえ、ほぼ名鉄単独の事業となった今の流れは縮小一直線でした。しかしヨドバシの資本力が入ることで縮小するにしてもその幅を抑えられる可能性があります。

名鉄は再開発は頓挫中ですが、廃墟ビルで放置せず次々とテナントを入れて賑わいを維持しようとしている点は評価できます。しかもこの夏ということでスピード感もあります。
これで地上はヨドバシカメラ、地下はギフトコーナーやスーパーのサポーレが入ることになり、ある程度店舗で埋まることになります。またホテルなどは営業中です。もちろんまだ空白はありますが、思っていたよりはましな展開になってきました。
それにしても思うのが再開発自体は迷走中ですが、話題性や考察のやりがいは抜群にありますね。初期の頃も含めれば60階級とか壁ビルとか4線化とかコロナで中止とかアンダーズとか再延期とかヨドバシとか・・・本当に話題が尽きません。最後にビルが完成したときにいろいろあったけど終わり良ければ総て良し、となるといいなと思います。