高島屋南地区再開発は岐阜の繁華街、柳ヶ瀬で予定されている再開発事業です。低層部に店舗、高層部にマンションという構成で、35階・132.64mの規模です。名称は「柳ケ瀬グラッスル35」に決定しており、2023年2月に竣工予定です。
柳ヶ瀬は駅から北へ1kmほど行ったところにあり、長らく岐阜最大の繁華街として栄えていましたが、地方都市の例にもれず郊外型モールの台頭で求心力を失っていきました。また岐阜の場合は路面電車の廃止や名古屋市内への流出も痛手となり、中心市街地の衰退に拍車をかける形となっています。
前回からちょうど半年ぶりの取材です。
最高部到達しタワークレーンも解体されています。保護用のネットがありますがそれが外されればほぼ完成形と言っていいでしょう。
マンション「ザ・ライオンズプレミストタワー35」は順調に売れているのでしょうか。まだ完売のお知らせは出ていないようです。
前回は存在しなかった低層部が構築されています。そろそろ姿があらわになってくるかもしれません。
1階2階は商業、3階は交流施設やフィットネススタジオやジム、4階は子供支援機能を中心に屋内遊具施設、アトリエ、託児所などが配置されます。
北口です。こちらは髙島屋も正面という感じはせず裏っぽい感じがあります。再開発のビルの完成でどう変わるでしょうか。
こうしてみるとアーケードの左側にこまごまとしたビルが数十もあったのが信じられません。このような土地集約は素晴らしいです。
少し離れて見た様子です。さすがに130m級ともなれば市内の至る所から見えますね。
ちなみに手前の金公園はリニューアル中。休憩で座ったりイベントに使ったりできるステージや多目的広場が作られます。芝生広場の周りの園路にはキッチンカーなど車両も乗り入れできるようになります。完成は2022年度中で、柳ケ瀬グラッスル35開業に合わせて整備が進められる予定です。
最後は岐阜駅前から見た様子です。柳ケ瀬の新たなランドマークが存在感を示しています。
これが完成すると岐阜市内の目玉となる大型再開発は手前両側のツインタワーへ移行します。既に一部建物は解体準備が進んでいるようでした。こちらも近々レポートしたいと思います。
完成まであと半年となりました。このビルの完成で岐阜中心部がどう変わっていくのか注目ですね。