高島屋南地区再開発の建設状況 2022.2

高島屋南地区再開発は岐阜の繁華街、柳ヶ瀬で予定されている再開発事業です。低層部に店舗、高層部にマンションという構成で、35階・132.64mの規模です。名称は「柳ケ瀬グラッスル35」に決定しており、2023年2月に竣工予定です。

柳ヶ瀬は駅から北へ1kmほど行ったところにあり、長らく岐阜最大の繁華街として栄えていましたが、地方都市の例にもれず郊外型モールの台頭で求心力を失っていきました。また岐阜の場合は路面電車の廃止や名古屋市内への流出も痛手となり、中心市街地の衰退に拍車をかける形となっています。

高島屋南地区再開発の建設状況 2021.8

前回からちょうど半年ぶりの取材です。

一気に成長していて驚きました。既に30階を超えています。撮影は少し前なのでもしかしたらもう最高部に達しているかもしれません。

マンション名も大々的に掲出されています。売れ行きも好調なんでしょうか。

低層部分です。商業施設などが入るため、階高が上のフロアに比べて倍くらいあります。そろそろ手前部分の建設も始まってくるでしょう。

1階2階は商業、3階は交流施設やフィットネススタジオやジム、4階は子供支援機能を中心に屋内遊具施設、アトリエ、託児所などが配置されます。

さて、その再開発ビルの南には金公園という公園があります。全面改修されて37年が経ち、現在リニューアルに向けて工事が始まっています。

最近、久屋大通公園など都心部の公園が賑わい創出空間としてリニューアルされる例が相次いでいます。ここもそれに追随するような形です。

リニューアルでこう変わります。休憩で座ったりイベントに使ったりできるステージを設けるほか、多目的広場が作られます。芝生広場の周りの園路にはキッチンカーなど車両も乗り入れできるようになります。公園北側のからくり時計と南側の噴水は残ります。

完成は2022年度中で、パース右奥に見える柳ケ瀬グラッスル35開業に合わせて整備が進められる予定です。

なかなか賑わいを創出するのは難しいことですが、再開発ビルと相乗効果で中心市街地が活性化するといいですね。