2026年に名古屋・愛知で開催される予定のアジア大会。先日、アジア・オリンピック評議会(OCA)からクルーズ船宿泊案について見直しを迫られていることがわかりました。
5月には開催費圧縮のために選手村の整備をせずにクルーズ船を借りる案が出てきたばかりでした。詳細記事は上記から。
写真は先日お伝えしたメイン会場の瑞穂です。スタジアムはできるものの選手が寝泊まりする場所がいまだに確定しないというのは異常事態かと思います。
市内のホテルで9月19日から20日にかけ、組織委員会からOCAに対して大会の準備の進捗を説明する会議が開かれました。委員会がクルーズ船案を提案すると、OCAはより多くの選手同士が交流できる拠点が必要として代替案の提出を要求しました。
これに対し委員会の事務総長は「様々な可能性を考えていきたい」として来月末までに代替案をまとめると話しました。
前回記事でもクルーズ船計画に対する懸念のコメントが出ていました。等級が分かれているのにどうするのかなどです。他にも大型船と言っても揺れは完全に解消できないことなど問題は山積しています。
費用圧縮やアクセス的な点は悪くなかったですが、選手同士の交流や体験の機会が減るのはよくないと思います。アスリートファーストという意味でもしっかりした施設を整備することが望ましいと言えるでしょう。
ところが記事を読んでみると委員会は選手村を整備しない方針を堅持するようです。そのうえで代替案を探すとしています。
クルーズ船は見直し、しかし選手村は整備せず、となるともうホテルを借り上げるくらいしか方法がないように思います。なにか妙案があるのでしょうか。そもそもホテルを借りる案でもキャパシティは十分なのかわかりません。2026年秋ごろの名古屋のホテルは高騰していそうです。
やはり競馬場跡地の施設を当初通り建設すればよいのではと思います。それほど大きな施設ではないので年明け着工くらいでもぎりぎり間に合うはずです。
なんだか方針が二転三転、四転くらいしている気がします。もう2年を切ってくるのですが大丈夫でしょうかね。なんとか成功してほしいと願うばかりです。
ところで、以前の記事でお伝えしたアジア大会キャラクターですが、真ん中のB案に決まりました。名前はアスリートの炎をイメージした「ホノホン」です。
無難なのが選ばれた印象です。一番インパクトはあるかと思った左のA案は着ぐるみを作った時に足がデカすぎて歩くのに難儀しそうで敬遠されたのかもしれません。
また、同時開催のパラリンピックの公式キャラクターも決定しました。水の要請をイメージした水色のキャラクターで「ホノホン」と対になる予定です。
名前は10月に決定する模様。水だから「ミズホン」でしょうか。瑞穂ともかかっていていいと思います。あまりひねりがないですが。
大会まで2年です。機運が盛り上がるというよりグダグダ感が先行している気がしますが、それを跳ね返すくらい成功してほしいと思います。
コメント
名古屋市の東横イン名駅南(805室)、近くにある、コートヤード・バイ・マリオット 名古屋(360室)、DEL style 名古屋納屋橋 by Daiwa Roynet Hotel(246室)、ヒルトン名古屋(460室)、この4つのホテルで1871室は確保できます。
年々参加者数は減少傾向にあるものの、インドネシア大会での参加選手数は約1.1万人、それにコーチや役員、応援者や各国プレスなど期間中に入れ替わりはあるものの多数の宿泊施設が必要です。これで充足できるでしょうか。期間中に名古屋への観光やビジネスなど来訪者は宿泊ができません。東横インとヒルトンとかどのように振り分けるのでしょうか。東京オリンピックでは賛否両論でしたが選手村は概ね好評で、特にレストランでの食事などは称賛され東京・日本の株が上がりました。パリ五輪ではエアコンがないとかパリの評判はいまいちでした。このままいくと酷評される大会となり、名古屋のイメージを下げ日本国にも迷惑をかける大会にならないか心配です。せっかくの名古屋のイメージを印象付けアジア全体に名古屋の知名度、好感度を大幅にアップする絶好のの機会を自ら逃すことになりませんように。
普通に、名古屋競馬場跡地に選手村を建設するべきやと思います。
茶番ですね。本当に開催できるのでしょうか。クルーズ船がダメなら市内または近郊の宿泊施設を借り上げるかないのでしょうが名古屋は東京から日帰り圏のためもともとホテルが少ないのです。開催まで2年しかありません。新たに競馬場跡地に建設するにしてもプレハブに毛の生えたものくらいしかできないでしょうし、その場合は大会終了後は取り壊しになるでしょう。そもそも市民団体に忖度したのか経費削減とやらで選手村建設中止したのが間違いでクレームがくるのは予想できていたはず。名古屋市は全国の大都市では財政力指数ではトップクラスですが反面、京の着倒れ、浪速の杭倒れ(食い倒れではありません)尾張の貯め倒れと言われるほど目先の拠出を渋って結局損をすると聞いています。競馬場跡地の再開発を促進する意味でも民間の協力を得て選手村を建設して終了後は売却するか、賃貸にするか色々将来に向けて利用価値はあったはず。河村市長は国政復帰に向けてもう心名古屋にあらず、でしょうか。名古屋、日本、アジアの人たちが満足できて名古屋の将来にプラスとなる解決策を期待します。
いよいよ名古屋市瑞穂区の瑞穂スタジアムの建設工事️ならみんなで答えられては声優の山寺宏一さんは2026年のアジア大会です。
アジア版オリンピックを誘致したんですよね。
誘致活動の時に立派なこと言って、開催地に決定してから選手村は作りませんじゃ詐欺だよ。世界に向けて恥さらすくらいなら始めから誘致しない方がよかったのかも。キャラクターもかわいくないし色々残念だな
選手村を今から作るのは無理でしょう。
そもそも、600億超になると踏んでやめたわけで、その後詳細設計にも進んでいない状態で、かつ後利用も想定して、資材と人手を手当し、整備するのは不可能では。
また、後利用としては民間住宅や高齢者向け施設として売却する方針になりますが、土古では高値で売り捌けませんから費用の足しにもなりません。
そもそも、国際的イベントを、如何に既存ストックを活用しつつ、低コストで実現するか、という点は国際的な課題になっています。
オリンピックですら大きな問題になっているわけで(冬季は特に)、その解決策として選手村を新設しないという方策は、チャレンジングではありますが、画期的とも言えます。
これまで通りの『選手村』ありきでは、国際的イベントはどんどんなくなっていくか、開催国の固定化が進むでしょう。それは、中長期的に見て望ましい方向性なのでしょうか。アスリートの活躍する舞台も減るわけですからね。
まあ、船増やすのが手取り早いのでは。
因みに、名古屋市の財政力指数が高いのは、河村市政において投資的経費を抑えたからですね。効果の乏しい減税を実現するために、緊縮財政をやるしかなかった、とも言えます。
結果として、老朽化したインフラの更新が集中することになり、その手当をしないまま当の本人はトンズラするわけです。気楽なもんです。
「財政優等生」名古屋襲う2つの老い アジア大会も負担
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD2239D0S3A220C2000000/
ホテルのバリアフリー化をレガシーにするらしいですが、老朽化もしているわけでどうれほど意味があるのでしょうかね。
それに、バリアフリー化はクルーズ船でも懸案されるだろうというのも気になります。
市外のホテルも使うのでしょうが、来日するのは選手だけではないしなあ。
次期市長がどう引き継ぐのかは大変重要でしょうね。
アジア競技大会のあとは技能五輪もありますしね。