ジブリパーク 魔女の谷エリアは2024年開業に

ジブリパークの魔女の谷エリアの開業が遅れることが明らかになりました。中日新聞などによると、時期が2024年3月になるとされています。

ジブリパークは11月1日に開業予定。これが第1期です。そして来年の秋ごろ、第2期として魔女の谷ともののけの里の2エリアが開業するはずでした。

引用中日新聞記事

魔女の谷エリアは、映画「魔女の宅急便」や「ハウルの動く城」などをテーマに整備される予定で、2.9haと5エリアで最も広くなります。建物は「ハウルの城」や「ハッター帽子店」のほかに、「オキノ邸」と「グーチョキパン屋」などが建設されます。また映画「アーヤと魔女」に出てくる「魔女の家」もできる見込みです。

ハウル以外の4つの建物は、ジブリ作品のイメージに合うよう、ヨーロッパの建築工法や使用木材をできる限り採用。その中でも広葉樹は堅くて加工しにくいものの、木目がきれいに出やすいです。ドイツや北フランスなどでは壁にそのような木材をあえて露出させる「ハーフティンバー工法」が広く用いられています。

県は愛知県内の山林でジブリパーク用木材として使用するためカシ、クリ、コナラなどを伐採し、8月まで自然乾燥させる予定です。人工乾燥なら20日程度で終わるのですが、信州大で森林工学を学んだ宮崎吾朗監督は、人工乾燥では収縮や曲がり反りが起きやすく、色や風合いも劣るため「自然乾燥は譲れない」と主張しています。このため、工期が想定より4か月ほど延びることになりました。

いかにもジブリらしいこだわりですね。私はこの延長をポジティブにとらえたいと思います。むしろいっぺんに2エリア開業するよりも、2023年秋に1エリア、2024年春に1エリアと小出しにオープンしていった方が話題性が継続していいかもしれませんね。

こうなると、さらに話題性を継続するには6エリア目以降の整備が重要となってきます。まだジブリには千と千尋などパークに未整備の有力作品がたくさんあります。敷地は十分あるのでさらにパークを拡張してほしいと思います。

コロナも出口が見え始めているような感じですし、ここは間違いなく県内トップクラスの人気スポットとなり、外国人含め多くの人が詰めかけるようになるでしょう。当面は予約制になりそうですが、パークがにぎわうのが今から楽しみですね。