名鉄瀬戸線喜多山駅高架化工事の状況 2022.3

名鉄瀬戸線喜多山駅付近では高架化事業が行われています。対象となるのは喜多山駅前後の1.9kmの区間です。この区間には瀬戸街道、国道302号線という2大ボトルネックが存在するため、高架化はその解消が主目的です。さらに高架後の喜多山駅は2面4線となるため、瀬戸線で初めて待避設備を擁する駅になります。

2022年3月19日より、上り線の高架が使用開始しました。今回はその用を中心にお伝えします。

名鉄瀬戸線喜多山駅高架化工事の状況 2021.9

前回からちょうど半年ぶりの取材です。

こちらが高架駅です。ようやく供用開始しました。何とか年度内に間に合ってよかったです。

駅設備は、布袋などと同じく最近の標準的な名鉄の高架駅という印象です。

待合室と駅名標です。小さな待合室ですが風が強い時や寒いときには重宝しそうです。

北側には仮駅が見えます。今後上り線の仮ホームを撤去し、その跡地に高架線を建設します。

栄町方を見ます。ホームの有効長は4両分でしょうか。ただ少しスペースがあるので一応延伸すれば6両分くらいは確保できそうです。

留置線が1線あります。日中の大半の時間、留置されているようです。

よく見ると奥に名古屋駅の超高層ビル群も確認できますね。

高架駅には構内踏切を通ってアプローチします。まだ上り線しかできていないので仮設通路といった感じです。

下り仮ホームから。使用停止した上り仮ホーム、奥に新規の上り高架ホームが見えます。

下りの仮ホームは1面2線ですが、これまで使われていた2番線が使用停止し、1番線に電車が発着するようになりました。もしかしたら2番線の線路部分も下り高架ホームの用地に入るのかもしれませんね。

最後は外観です。高架駅はカラフルな壁面となっています。まだ工事中なので通路が入り組んでいますが完成すれば南北の通り抜けもできるようになるでしょう。

これでボトルネックの解消が半分進みました。全体完成はまだ先ですが、大きな一歩だと思います。今後も追っていきたいと思います。

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