2021年の名古屋 10大ニュースで振り返る

今年も残すところあとわずかとなってきました。去年はコロナで大変な1年でしたが、今年もその影響を引きずりました。しかし少しずつですが明るい方向に向かっていると思います。来年はもっといい年になってほしいと思います。

さて今日の記事では2021年の動きを10大ニュースという形でまとめていきます。長く読んでいただいている方には恒例の企画だと思います。この1年で特にインパクトの大きかったものを、管理人の独断と偏見で選出し、時系列順でご紹介して行きます。

①フコク生命ビルが隣接駐車場と一体開発でスケールアップ

2月、フコク生命ビルの建て替え詳細が発表されました。16階・83.31mと高さはそこまでですが、延床面積は4.6万と、コロナながら当初言われていた3万から大幅拡大。隣接駐車場との一体開発も喜ばしい点です。

旧フコク生命ビルはすでに解体完了し、現在は2024年初頭の完成に向けて新ビルの基礎工事が本格化しています。

②名二環が全線開通、名古屋圏の高速道路網がさらに進化

5月、長らく工事が続けられてきた名古屋第二環状自動車道の名古屋西JCT~飛島JCTの区間が開通し、全線開通となりました。ブログ最初期のころから追い続けていたプロジェクトで、なかなか感慨深いです。

これにより名古屋圏の道路網はさらに進化。環状線としては東海環状の西回り区間を除いて完成形になりました。

③名鉄名古屋駅再整備2030年ごろに、壁ビル案は変更へ

6月、昨年コロナで延期すると報道されていた名鉄再開発に関して、駅整備を2030年を目処にすることが明らかになりました。上物のビルの完成年次は明言されていませんでしたが、それよりも後であると推察されます。

12月には壁ビル案を変更すると役員が発言。デザインやビルの形自体が大幅に変更されそうです。新たな案は2024年を目処にまとめるとのことです。

④アジア大会選手村跡地の利用が決定も大学は進出取りやめ

6月、アジア大会選手村跡地の利用が決定。地元企業を中心に商業、住宅、大学、馬券売り場などが整備されることに決まりました。しかし大学(同朋学園)は馬券売り場との隣接を問題視、12月には進出取りやめを公表しました。

なお3月には、アジア大会のメイン会場となる瑞穂競技場の建て替えが竹中工務店案に決定し、パースも発表されています。

⑤松坂屋名古屋店の再開発が始動、2030年以降実現へ

7月、Jフロントリテイリングは松坂屋名古屋店の再開発に力を入れると表明。ついに栄南エリアでも大物が動き出しました。松坂屋の中でも名古屋店は最重点店舗と位置付けられているため、再開発も気合の入ったものになると期待できます。

まだ構想段階なので2030年以降だとは思いますが、栄の北エリアがひと段落したらこちらが慌ただしくなりそうです。今年のノーマーク部門です。

⑥栄広場再開発が規模拡大、コンラッドも進出期待

9月、栄広場が41階・213mに規模拡大することが明らかになりました。新しいパースが発表され、デザイン的にはやや後退した感じですが、それでも栄再開発の本命として期待が膨らみます。高層部のホテルにはコンラッドが進出を検討しています。

最近予定地の銀行店舗が閉鎖するなどして、いよいよ工事開始が迫ってきました。2026年の完成予定です。

⑦ナゴヤキャッスル建て替え詳細判明、天守を模したデザインに

9月、ナゴヤキャッスルの建て替え規模、パースが発表されました。新ホテルは「エスパシオ」ブランドで、天守を模した風格あるデザインです。中はスイートルームが多く、以前より高級路線となっています。

このデザインがかなり賛否両論ありましたが、私は肯定的に考えています。興和に期待したいです。

⑧グランドグランドメゾン池下2期が決定、1期とツインタワーに

10月、グランドメゾン池下2期の建設が明らかになりました。39階・141.985mの規模で、現在のGM池下タワー西側の駐車場に建設されます。2025年完成予定。

せいぜい15階建てくらいのマンションだと思っていました。こちらも完全ノーマークでした。

⑨新しいスタイルの複合施設、ノリタケの森イオンモールが開業

10月、イオンモールNagoya Noritake Gardenが開業しました。特徴はオフィス併設(一部フロアに大学が進出)、プラネタリウムや蔦屋書店などのユニークな専門店、住宅ゾーンがあることで、一つの街のようになっています。

最初はただのイオンかという気持ちが強かったですが、上記のような様々な都市機能が整備され、隣接するノリタケの森や芝生と合わせて、唯一無二の良施設ができたと思いました。

⑩セントレア沖合埋め立て認可、2本目滑走路の案も判明

12月には滑走路2本化のスキームが明らかになりました。まず2027年までに東側に隣接するように滑走路を造り、次に2037年までに沖合埋め立てと同時に滑走路を建設、現滑走路は最終的に廃止とし、2本体制となる予定です。

コロナで航空は相変わらず厳しいですが、2020年よりは確実に上向いてきていますし、何とか頑張ってほしいです。

ということで今年もいろいろありました。他にもアネックスや栄町ビルの閉店、郊外駅前の再開発の進展など、話題は尽きません。来年はさらにいいニュースがたくさん出てくるといいですね。

年末にかけてまた寒波が流れ込んでくるようです。寒い日が続きますので体調など崩さないようお気を付けください。

最後に今年1年当ブログを見ていただきましてありがとうございました。よいお年をお迎えください。

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