迫力ある躯体が建ちあがる 名城公園新アリーナ

名城公園の新アリーナは老朽化している愛知県体育館の代替施設として建設されます。現在は名古屋城の敷地内にあるものを北園に移転新築する予定です。新アリーナは駅直結、延床63000平米、17000人を収容する国内トップクラスの施設となる予定です。2021年ごろ工事開始、2026年アジア大会に向けて建設されます。

名城公園新体育館 地上鉄骨が姿を現す

前回から4か月半ぶりの取材です。

歩道橋から見た様子です。かなり建ちあがってきました。以前はここから名駅のビル群が見えましたが躯体の成長に伴って完全に見えなくなりましたね。

9月28日には新アリーナの公式サイトが更新。新着情報が更新されました。

アリーナへの利便性を図るために大津通を超える地下通路ができる予定です。大通りは車線規制とともに横断歩道の移動など慌ただしく工事が行われています。

南から見た様子です。アリーナらしい曲線がわかるようになってきました。

新情報によると飲食店舗が20店舗、ワゴン区画が10店舗などとなっており、飲食施設も充実しそうです。

1階は可動席、2階は固定席で一部プレミアムスイート、3階はスイート、4階はスタンド席などとなっています。上に行くほど急な勾配が付けられており、どの席からでもイベントを見やすい工夫がなされています。

さて順調な新アリーナ建設とは裏腹に、名城公園工場跡地では意外な動きがありました。

なんと事業者に決定していた医療法人朋寿会が選定辞退しました。新型コロナウイルス感染症の影響の長期化に加え、昨今の建築資材や人件費の高騰等、社会経済情勢が大きく変化したことなどにより、事業の実施が困難な状況のためだそうです。

ホテル、クリニック、スポーツ施設、スパ、サウナなどができる予定でしたが、事業計画は仕切り直しに。今後の計画は未定だそうで、当面は更地になりそうです。

先ほどの写真の奥にあるのは新しい変電施設です。工事があらかた完成しました。

アリーナは2025年に完成予定です。新しい発信施設ができるのが楽しみですね。名城工場跡地もあまり更地が続くのは好ましくないので、何か決まってほしいところです。

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