ミリオン座が移転 活発な伏見の動き

2月23日、ミニシアターの「伏見ミリオン座」が移転することが明らかになりました。今回はミリオン座を中心に活発な伏見界隈の動きをまとめます。

ミリオン座は2005年に開業したミニシアターです。主に東宝のような大手配給でない作品を扱っています。都心や郊外には大きなシネコンがありますが、こういう小規模な映画館では知る人ぞ知るシネコンでは出会えない良作が公開されていたりします。

現在のミリオン座です。169席、105席、67席の合計341席3スクリーンを備えます。

今回の移転理由は老朽化ではなく借地契約が切れるためです。建物は完成してまだ13年ですが、やはり取り壊しということになるのでしょうか。

移転先は豊島ビルの裏側(錦通の一本北側の道)です。以前レポートした2つのオフィスビル建設が進む街区の近くです。

建築計画の概要が掲示されています。建物規模的に今より拡大しそうです。新しいミリオン座は417席4スクリーンが設置されます。

引用スターキャットケーブルネットワーク資料(PDFファイル)

完成予想パースです。面白いデザインです。期待が持てます。

この立地は今は裏通りという感じが強いですが、新ミリオン座の裏通り感がない個性的なファサードは好印象です。映画館を利用しない人でも気軽に立ち寄れるおしゃれなカフェなどができるとなおいいですね。

完成は2019年を予定しているそうです。新ミリオン座と現ミリオン座の跡地利用、また新しい楽しみが増えました。

おまけです。いつも御園座のついでにお伝えしている東鮓本店跡地のホテルは、一気に鉄骨が組みあがってきました。これから手前にも鉄骨が広がっていくものと思われます。

オフィスにホテルに映画館。伏見界隈ではさまざまな建物がスクラップアンドビルドの真っ最中です。ただもっと大型のプロジェクトが出てきてもいいような気がするのは私だけでしょうか。御園座が終わった今、伏見地区を引っ張るような次なる大側プロジェクトが待たれます。

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