錦二丁目7番街区再開発 組合設立が認可!

11月20日、錦二丁目7番街区再開発の本組合設立が名古屋市から認可されました。それに伴い、再開発事業の中心となる野村不動産から詳細な情報が発表されました。

こちらが完成予想パースです。奥が東側(栄)です。

引用野村不動産プレスリリース(PDFファイル、以下の資料も同様)

規模は30階・111mで確定しました。8月のレポートで最初の41階から規模縮小の可能性が高いと紹介しましたが、その通りになったようです。

着工は2018年度末、竣工は2021年度です。これはおそらく新ビル工事のことなので、既存建物の解体は来年あたりから始まると思います。

平面計画を見てみましょう。こちらは当初の方針とほぼ変わっていません。北側にタワーマンション、南側に駐車場棟です。

私が注目したのは「会所」です。計画ではここは大屋根を設けた憩いの空間になる予定です。街区の中心に広場(会所地)ができると言うのは江戸時代のまちづくりにつながるものが感じられて素敵だなと思いました。

現在の敷地です。このあたりはかつて日本でも指折りの繊維問屋街でしたが、産業構造の変化で次第に振るわなくなり、今ではその面影はありません。街は空洞化し、空きビルや駐車場が虫食い状態になっています。

敷地に含まれるビルには張り紙がありました。意外とたくさんの番地が含まれているのですね。

いよいよ動き出した錦二丁目7番街区再開発。当初の150mを考えると残念ですが、空洞化した街の再生につながる大型案件として期待したいと思います。

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