2017年の名古屋 10大ニュースで振り返る

今年も残すところあとわずかとなってきました。1年が過ぎるのって早いですよね。子供のころは1年は長いなあと思っていたのですが、最近では1年はこんなにも早い!と思うようになりました。この「時間の経過を早く感じること」こそが年を取ったということなのでしょうかね。

さて、年が終わるということで当ブログでは今年1年間の名古屋の動きを10大ニュースという形で振り返ってみたいと思います。いろいろありましたが特にインパクトの大きいと思われるものを独自に選出しました。時系列順になっています。

①名鉄再開発の方針が判明、高さ最大180m、幅400mの巨大壁ビル

リニア開業に向けて2027年までに名鉄名古屋駅周辺は再開発されることが決まっていましたが、3月末ついにその大まかな方針が判明しました。内容はご存知の通りです。

これには賛否両論あるようです。確かにインパクトはありますが、景観や通風など問題がないとはいえないでしょう。ただし社長のインタビューでは「この形にこだわっているわけではない」とあったので、今後計画の変更があるかもしれません。他にも駅施設の拡張や工期の短さなど、乗り越えなければならない課題が山積しています。これについては今後別記事で詳しく書きたいと思います。

②レゴランドジャパンが開業、良くも悪くも全国から注目される

4月1日、世界で8番目となる屋外型レゴランドが金城ふ頭にオープンしました。しかし一部のユーザーから「値段が高すぎる」「アトラクションがしょぼい」などと叩かれ、良くも悪くも注目を浴びる結果となりました。

確かにひいき目に見ても「大成功!」というには無理がある気がします。さまざまな原因があると思いますが、一番はなんといっても値段でしょう。もう少し安ければこんなに叩かれることはなかったと思います。これについても今後別記事で詳しく書きたいと思います。

③JRゲートタワー全面開業、名駅の商業施設の新たな主役に

2017年までの名駅再開発の大トリであるJRゲートタワーが開業しました。当初260mと発表されてから8年半、規模縮小や松坂屋ヨドバシ撤退、工事の遅れなど幾多の困難を乗り越え、ついにオープンにこぎつけました。今ではその抜群の立地と規模で他商業施設を圧倒、一気に名駅の商業施設の主役となっています。

④河村たかし市長が再任、名古屋城の木造復元事業が本格化

4月23日に行われた任期満了に伴う名古屋市長選挙では、現職の河村たかしが新人の岩城正光を破りを当選を果たしました。これにより争点のひとつであった名古屋城天守閣の木造復元事業が大きく前進しました。

私の立場は微妙です。個人的に木造復元というプロジェクトは、超高層ビル建設や地下鉄新線のようなワクワク感がありませんし、必要性もあまり高くないと考えています。かといって特段反対する理由もないので、今は事の成り行きを見守っている状態です。

⑤万博記念公園をジブリの世界でいっぱいにするジブリパーク計画が始動

これは予想外でした。というかこれを予想できた方はいないのではないのでしょうか。

ジブリはコンテンツとしては世界的にも最強クラスです。少なくともレゴよりは強いはずです。また「自然の叡智」を謳っていた愛・地球博のコンセプトとも合致しています。

以上のことからジブリパークは新たな観光名所として大きな可能性を秘めているといえます。どんどん推進すべき案件です。

⑥グローバルゲート全面開業、ささしまライブがまちびらき

10月5日、ささしまライブの中核となる複合施設グローバルゲートがオープン。これによってささしまライブ内の施設は全て稼動開始となり、1999年の都市計画決定から20年近くを経てまちびらきを迎えました。

特筆すべきは、絶望的な不景気の中でも着工延期はしたものの規模縮小せずに開業にこぎつけたことです。この点は本当によかったです。

⑦エアアジアジャパンが就航、LCCターミナル工事が本格化

当初2015年頃の就航を目指していたものの、乗務員の訓練スケジュールの遅れなどを理由に延期を繰り返していたエアアジア・ジャパンが、ついにこの秋、中部-新千歳便を新規就航させました。

首都圏や関西圏ではLCCに勢いがありますが、中部は出遅れている印象でした。しかし今回エアアジア・ジャパンが就航したことは新ターミナル建設の大きな後押しになりますし、他LCC誘致にも弾みがつくかもしれません。

⑧名古屋近郊に商業施設が相次いで開業(イケア、プライムツリー、キタラ)

10月から11月に掛けて名古屋近郊の東部地域では開業ラッシュが続きました。東海地区初となるスウェーデン発の家具チェーン、イケア。この地方では珍しいイトーヨーカドーの大型SC、プライムツリー赤池。豊田市で最大規模の再開発ビル、キタラ。

名古屋近郊の東部地域では現在も人口が増え続けている自治体が多く、今回の開業ラッシュはその勢いを象徴するような出来事でした。今後さらなる発展が期待されます。

⑨三井ビル北館跡地、地権者交渉決裂で街区一体開発を逃す

12月の頭、まだ記憶にも新しいニュースです。名古屋駅前で一体開発を目指していた三井不動産が、他の地権者と交渉したもののうまく行かず、結果的に超一等地一体開発のチャンスが潰えたという話題です。

残念なんてものじゃないですね。今年一番、いやここ数年で一番落胆したニュースです。これについて現在記事を書いています。正月には公開できると思います。

⑩丸栄の来年6月末の閉店が確定、2027年までに周辺で一体開発

最後は丸栄の話題です。以前から言われていた閉店の話題ですが、親会社である興和がついに具体的な閉店時期を発表し、名古屋4Mの一角がなくなるのが確実になりました。

丸栄跡地には暫定的な商業施設を運用し、その後2027年までに国際ホテルの街区と共に一体開発を目指します。

いかがでしょうか。振り返ってみると明るいニュースも残念なニュースもいろいろありましたね。来年はもっとワクワクするようなプロジェクトがたくさん出てくるといいなあと思います。

今年一年(といってもブログ開始が8月なので半年もやっていないですが)当ブログをご覧いただいてありがとうございました。よいお年をお迎えください。

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