高島屋南地区再開発の建設状況 2021.2

高島屋南地区再開発は岐阜の繁華街、柳ヶ瀬で予定されている再開発事業です。低層部に店舗、高層部にマンションという構成で、35階・132.64mの規模です。工事は去年3月から始まり、2022年8月末に完了予定です。

柳ヶ瀬は駅から北へ1kmほど行ったところにあり、長らく岐阜最大の繁華街として栄えていましたが、地方都市の例にもれず郊外型モールの台頭で求心力を失っていきました。また岐阜の場合は路面電車の廃止や名古屋市内への流出も痛手となり、中心市街地の衰退に拍車をかける形となっています。

高島屋南地区再開発の建設状況 2020.8

前回からちょうど半年ぶりの取材です。

ついにタワークレーンが登場しました!戸田建設のタワークレーンのマストは大林組と同じく橙色です。

躯体も2階まで建設が進んでいます。ほぼ街区一体開発で、右奥の商店街側に残る数件の建物以外はすべて解体されています。

横に1号機と書いてあります。建物規模もそれなり大きいので、もう1基登場するのでしょうね。

名称は「柳ケ瀬グラッスル35」に決定しています。グラスやキャッスルを掛け合わせた造語です。ビル名に階数が入るのはここでも踏襲されました。

アーケードの片側が新ビルの低層部になります。新型コロナの影響かちょっと人は少なかったです。

今回は岐阜シティ・タワー43に行きました。中央下のタワークレーンが現場です。中央に大きく建ち上がってきます。

ついにタワークレーンが登場した柳ケ瀬グラッスル35。完成まであと1年半です。新ビルによる賑わい創出と商店街の再興に期待したいですね。