ヨドバシ名駅が開業 近鉄パッセも地下店舗再開へ

9月16日、閉店した名鉄百貨店の跡地にヨドバシカメラがオープンしました。ご存知の通り名鉄は再開発が頓挫しており、4年間は現ビルを使用継続する計画を出していました。起死回生の策としてその跡地にヨドバシをはじめとする店舗を誘致しました。

ヨドバシカメラは名鉄ビルの地下1階から4階に出店。以前空きスペースは残っていますが、名古屋駅前の空白を少しでも少なくし、賑わいを維持する計画として注目されています。

それでは順番に見ていきましょう。まずは地下1階です。こちら名鉄の改札口に隣接した区画です。鉄道や地下街の利用者が使いやすい構造となっています。

隣には土産物を扱うエムズルリエも営業再開発しています。そして冬にはスーパーのサポーレが出店予定。この一角だけ見れば2月以前とそれほど変わらない賑わいを見せています。

地下1階では主に旅行用スーツケースやコスメ系などを取り扱っています。面積は若干狭め。中でスギ薬局とつながっています。

1階です。かつて名鉄百貨店入口だった箇所にヨドバシの案内が出ています。1年前にこんな写真を出したら生成AIだと思われて誰も信じなかったでしょう。

内部の様子です。主に携帯電話の販売コーナーとなっています。しかし元百貨店だったことはこの天井と格調の高さを見ればすぐ分かります。ヨドバシといえばメッシュの天井なので違和感がすごいですね。

もちろん動線も百貨店のままなのでエスカレーターの配置がやや変則的です。2階に上がると吹き抜けから携帯電話コーナーを見下ろせるのも面白いです。

2階はパソコン、ゲーム、アクセサリー、カメラなどです。サンシャイン店よりはもちろん、松坂屋時代よりも品揃えは若干充実しているように感じました。

3階は冷蔵庫、洗濯機など白物家電がメインで配置されています。こちらエレベーター付近の様子で、名鉄百貨店の名残りを感じることができます。

4階はオーディオ、ホビーなど。このような品目も手広く扱うのがヨドバシの強みの一つです。トイレが少ないですが大きな問題は起きていないようでした。

なお4階のエスカレーター付近はこんな感じです。5階へは封鎖されています。これより上の階は空白のままとなっており、名鉄ビル全体で言えば半分くらいは空の状態です。

とりあえず4年間の暫定措置ですが、やはり気になるのはその後です。ヨドバシはゲートタワーのときから名古屋駅進出が当初の悲願だったので、これで達成されたことになりますが、再開発後に名鉄と手を組んで本格的に進出するのか、それが最大の関心事です。

おそらくこの4年間は本格進出に向けたテスト期間の意味もあると思います。ある程度販売傾向が分かればそれを生かすことができますし、逆にあまりに売り上げ不振だと再開発後に本格進出するというビジョンも危うくなりかねません。

一方名鉄はもはや自社でやり切れる力はないため、ヨドバシにはうまく協力してもらって再開発を練る必要があります。そのための外部パートナーの導入のはずです。

個人的には名鉄再開発の頓挫は市民を大きく落胆させましたが、その後早急にヨドバシを入れたというリカバリーは悪くなかったと思います。当初の夏予定からは若干遅れましたが9月中旬なら誤差の範囲でしょう。

やはり空白ビルの範囲が少しでも減ったのは朗報であり、それが名古屋駅に一番近いエリアで集客力のあるヨドバシが入ったのがよかったです。先日は近鉄も地下店舗も再開するというニュースが出ており、空白を作らないよう各社動いているようです。

今後はビックカメラとの競争に晒されます。しかし立地やヨドバシのサービス力を考えれば五分の戦いはできるでしょう。今後の名鉄再開発を占うことにもなるため、上手くいってほしいと思いました。

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