名鉄レジャック 解体はスローペース

名鉄レジャックは2023年3月末に老朽化のため惜しまれつつも閉館。今回はその様子をお伝えします。

ご存じの通り名鉄は名古屋駅の再開発を推進しており、レジャックもその敷地に含まれています。敷地内では最初の解体建物となりました。

閉館から半年 消えゆく名鉄レジャック

前回から9か月ぶりの取材です。

現在の様子です。全体がシートに覆われ解体が進んでいます。右の高い塔屋や中央に見えていたエレベーターの突出した部分がなくなっています。しかし建物本体は以前の高さほとんどそのままとなっており、解体はスローペースです。

左の日生笹島ビルも解体こそされていませんが、すでにかなりのテナントが退出しており、解体開始は遠くないと思われます。

名鉄再開発については昨年11月、電撃的に情報が流れました。低層部が連結した180m級3棟の構成です。

名鉄再開発 180m級3棟連結ビルを建設へ!

その後続報はありません。年度末の設備投資計画のタイミングで出るかと思っていましたが、動きはありませんでした。

ただ名鉄は再開発に対する姿勢は前向きで、おそらく上記計画のまま進んでいると思われます。最近ではユーロ円建て転換社債型新株予約権付社債で500億円を調達するというニュースも出ました。再開発事業を見据え、長期資金を確保する狙いです。

他にも岐阜駅のイクトを解体し跡地開発する情報、最近開業日が明らかになったあつたnagayaの開発、9500系貫通タイプを登場させる話題など、積極的にいろいろ動いている印象があります。

資料を見ていると、2024年度に事業の方向性を判断し公表する予定となっているので、遅くとも来年の設備投資計画のタイミングで情報が出るかと思われます。そのときパースや完成時期も明確に出てくるのではないでしょうか。

以前も書きましたが、ホーム拡張も入れれば10年がかりのプロジェクトになるため、完成は2035年ごろではないかと考えます。

名鉄の建て替えはそのへんの再開発とはわけが違います。なんといっても一等地ですし、駅の4線化も含め、名古屋最大級の絶大なインパクトを与えられる案件です。規模縮小なく、成功してほしいと思います。

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コメント

  1. TenTem より:

    レジャックの解体は見るたびパネルをはがしている印象がありましたが、そろそろ落ち着いたでしょうか。
    直近の情報は”新・名鉄グループ経営ビジョン、2040年のありたい姿、中長期経営戦略および中期経営計画(2024年度~2026年度)(2024年3月25日公表) ”ですかね?
    上記21項の太枠の中に入っているので、日生、LABI、パッセは一体開発されそうですね。

  2. 高層ビルオタク より:

    住友生命千種ビルの跡地の概要本日出ましたね
    41階 154mです