魅力的な駅前に 名鉄豊田市駅周辺整備

豊田市は、名鉄豊田市駅前の再整備に乗り出します。現在駅やペデストリアンデッキは老朽化が進んでいて、魅力的な駅前空間の創出が課題になっている時代、それに対応できていない感じがあります。

当面の完成目標をアジア大会の行われる2026年とし、ここ2~3年程度で再整備が進められる予定となっています。

引用豊田市駅周辺の再整備について

まずは名鉄豊田市駅と愛環新豊田駅周辺の地図です。2つの駅は300mほど離れていますがペデストリアンデッキでつながっています。歩行者もそれなりに多いですが、完成したのがだいぶ前とあってくたびれています。

表玄関となる東口も、KiTARAをはじめ再開発ビルが近年相次いで完成していますが、駅前のロータリーは古い状態が続いていました。

それが再整備で大きく変わる予定です。赤で示されているのが工事予定範囲。かなり大掛かりな工事となります。

東側の再整備後のパースです。老朽化したロータリーが一新されます。そして再注目はやはり中央付近、歩行者空間が多く主役が人になっています。自動車の街豊田の駅前でこれが実現するのはなんだかうれしいですね。

ウォーカブルで日常的ににぎわう公共空間の創出というのは現在名駅で進められている再整備ともつながるテーマです。

こちらは名鉄豊田市駅の様子です。今のデッキは撤去されて大階段を有する新しいデッキに代わるようです。現在は車が走る場所に歩行者が歩いていますね。

よく見ると薄く大屋根のような構造物も見えています。透明度の高い都会的な空間になるといいかと思います。

ちなみに名鉄豊田市駅は構内が改修され、北口改札が新たにできる予定です。動線がより明快になり、美装化が図られることで、他の地域から来た人もわかりやすく好印象な駅空間となるでしょう。

こちらは豊田市駅と新豊田駅の間のデッキの様子です。こちらもくたびれ気味のデッキが刷新されて賑わい空間となる予定です。

ちなみに奥に見えるのは松坂屋豊田店が入っていたビルで、今は三越の小型店舗が跡地を引き継ぎました。少し前の朝日新聞には売り上げ順調という記事が出ていました。地方の百貨店は厳しいでしょうが、何とか定着してほしいですね。

駅を中心としたウォーカブルな街づくりの波は確実に広がっており、自動車の街と言われる豊田にも波及しています。駅前再整備が進み、人々が賑わうモデルケースになればいいなと思います。

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