商業施設やホテル着工へ 中川運河船だまり

中川運河の船だまりのほとりに建設予定の商業施設やホテルが着工を迎えそうです。昨年9月、名古屋市はささしまライブの賑わい創出策として商業施設の建設を発表。2026年3月までの完成を目指しています。

先日建築計画の概要が掲示され、意気揚々と見に行ったらもう撤去されたのか見当たりませんでした。そのため看板写真はありませんが、その概要をお伝えします。

中川運河船だまり ビーチや商業施設整備へ

コンセプト「NAKAGAWA CANAL DOORS」です。そこに集う誰もが新しい扉を開き、都心の賑わいと憩いの水辺空間を創出する計画です。

看板によると鉄骨造3階建て、延床は2000平米弱となっています。事業主は名古屋ステーション開発、運営は神戸に拠点を置くホロニックという会社になるそうです。

引用有限会社マル・アーキテクチャ 中川運河堀留開発

設計会社にパースが出ていたので引用します。プロジェクトを見ると、この会社は全体的に、木材を使った空間に自然光を積極的に入れるやわらかい空間づくりを得意としているようか感じですね。

ホテル・ルーフトップバー・カフェ・レストランが整備されます。美しいウォーターフロントといったパースですが、実際の水はもう少し澱んでいるのでもう少し水質改善が必要かと思います。

柱をできるだけ細くし、開放感のある屋根下となっています。外と中の空間があいまいで、回遊性の高い施設となりそうです。

ホテルは1泊いくらくらいになるのでしょうか。3階からライトアップされた水辺を見られる部屋であれば人気が出そうです。ただしアクセスがよくないの点は施設の競争力にいくぶんかのマイナスを与えそうです。

屋根は既存高架下まで入り込んでおり愛知大学側と連続する空間を形成します。高速道路の高架によって生まれる分断感の解消を目指す設計として評価できます。

奥にすごいビル群があります。名駅以上です。高畑や八田のあたりが異常に発達した世界線なのでしょうか・・・

最後は道路を挟んで東側です。こちらは開発対象ではありません。現在はいくつかの住宅と駐車場として利用されています。今後どうなるでしょうか。

ささしまの開発完成まで2年を切ってきました。以前の倉庫が建ち並んでいたときとは隔世の感です。新たなウォーターフロントの開発に期待したいと思います。

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