今週の名古屋は三井不動産の施設が開業ラッシュですね。明日はテレビ塔と久屋大通公園のリニューアル開業が控えます。土曜日に記事にする予定です。
さて今日取り上げるのは三菱地所です。同社は17日プレスリリースを発表し、東京駅前で建設される常盤橋プロジェクトについて、エリアを「TOKYO TORCH」と命名、390mとなるB棟を「Torch Tower」とするとアナウンスを行いました。先週あたりからこの注目プロジェクトの新パースが出てきていて、記事にしたいと思っていましたが、今回正式にプレス発表があったので取り上げます。
まず新パースです。大幅なデザイン変更が行われています。B棟はオリンピックのトーチのような、希望の灯火をモチーフとしているように見え、以前のコンセプトがよく分からない案から進化したと感じました。
新型コロナウイルス感染症の世界的流行を経験し、リアルが真に提供すべき価値とは何かが問われている中、三菱地所はこのプロジェクトを通じ、リアルでしか体験できない感動や興奮を集積させた、世界に誇る日本の新しいシンボルをつくることが、未来への希望の灯りになるとしています。
私は今回の案を全体的に高評価しています。まあデザインに関しては人によりけりなので以前のほうがよかったという方もいるでしょう。
規模ですが、延床面積は544000平米、63階建てです。高さは約390mという書き方だったので微修正や変更はあるかもしれません。2023年着工、2027年完成です。
B棟の62階、R階には、都心を眼下に、遠く富士山を臨むことができる屋外空間併設の展望施設が整備されます。都心のど真ん中で高さ350mを超える展望施設は唯一無二であり、人気が出るものと思われます。
57階~61階には、圧巻の眺望と世界水準のホスピタリティが約束された国際級ホテル(約100室)を誘致します。57Fのホテルロビー階は外気を取り入れるデザインとし、300m超の高さでありながら、緑と風に包まれる希少な空間が特別感を演出します。
こちらは低層部です。商業施設は地下1階~6階までで、約15000平米が整備され、東京・日本の文化を五感で味わえる飲食店舗とエンターテインメント施設を中心に構成される予定です。銭湯発祥の地ともいわれる常盤橋ゆかりの温浴施設「常盤湯」も整備されるとのことです。
3階~6階には現代の芝居小屋をモチーフにした大規模ホール(約2000席)が整備されます。ホールでは、常盤橋タワー(A棟)とTorch Tower(B棟)間に完成する広場(約7000平米)とのコンテンツ連動により、ダイナミックなイベント展開が可能となります。
東京駅では東側を中心に常盤橋以外にも巨大開発が進められています。半年前のレポートですがよろしければこちらもどうぞ。
ついに具体的に形になってきた常盤橋プロジェクト。完成を楽しみに待ちたいと思います。
コメント
東京はやはり規模が違いますね
名鉄のビルも早く建てて話題になって欲しいです。
大胆なデザインで素晴らしいですね
高いシンボルタワーの登場で、100〜200m級で太めのビルが多い丸の内高層ビル街の景観も、ぐっと引き締まりそうです
名古屋ではミッドランド以降、抜きん出て背の高いビルは建ちませんが..
駅西に、市が開発誘導地区としている4,5,6番街区(ビックカメラの街区とその裏の2街区)がありますので
仮にここが一体開発となれば、常盤橋には遥か及ばないまでも名古屋最高層にならないかな、と淡く期待しています