名古屋テレビ塔 スカイデッキ

名古屋テレビ塔は久屋大通にある栄のシンボルです。日本初の集約電波等として1954年に完成。その歴史は東京タワーより古いです。

 高さ  高め(約90m、都市を等身大スケールで見る感じ)
 入場料  高め(900円)
 アクセス  至便(栄駅徒歩3分、久屋大通駅徒歩2分)
 施設充実度  簡素(低層部には商業施設が充実)
 景色の見易さ  良好(屋外にも出られる)

地上90mには展望台が設けられ、名古屋の景色が一望できます。都心に立地しているため、躍動感ある都市のダイナミックな風景が楽しめます。

2020年には久屋大通公園のリニューアルとあわせてテレビ塔も改装オープンしました。

テレビ塔の足元付近の様子です。店舗が設けられ、久屋大通パークと合わせて賑わいの拠点となっています。

中央付近が入口です。ここでチケットを買って3階までエレベーターで向かいます。

3階には土産屋やVRの体感型店舗などが入っています。展望台へ行くにはここでエレベーターを乗り換えます。

なお4階と5階はホテルになっています。

展望台内の様子です。中はそれほど広くはありませんが、リニューアルされただけあってきれいです。

ちなみにここまで階段で上ることもできます。屋外の非常階段のような感じで、なかなかスリルがあります。全部で410段です。

もう1階上がると屋外に出られます。とても開放感があります。それではここからの景色を順にご紹介しましょう。西方面からぐるっと一周します。

まずは名駅方面です。さすがにこちらの方角はこの高さよりもはるかに高いビルが点在しています。アルペンから御園座まで続く高層ビル群は大都市名古屋の中枢としての貫禄を感じさせます。

こうしてみると右の桜通沿い、左の広小路通沿いというように高層ビルは地下鉄に沿って建っているのがよく分かります。大通りから1ブロック入ったエリアでは大規模なビルが少ないです。

南西方面です。こちらは高いビルは少なめ、遥か遠くの臨海工業地帯のクレーンなどが見通せます。丸栄と国際ホテルの再開発が完成すると画面中央に鎮座することになりますが、果たしてどうなるか。

南です。現在は金山方面にかけてぽつぽつとタワーマンションが存在する程度ですが、中日ビル、三越、栄広場が完成すれば景色は今とは全く異なるものになるでしょう。

南東です。オアシスや芸術文化センターなどが見えます。奥は住宅地が広がっていて、地形の起伏が感じ取れます。名古屋は東部ほど土地の高低差があり、八事など急な坂の多い街もたくさんあります。

東です。NHKビルから続く東山線沿いに、池下にかけてタワーマンションが点在しています。やや右の緑の多い部分は東山公園や平和公園などのある丘陵地帯となっており、これまた坂が多いです。

遥か遠くには中央左には瀬戸デジタルタワー、中央右には万博公園の観覧車(グランスイート千種タワーに一部隠れていますが)が見えます。左の御椀型の建物はナゴヤドームです。

北東です。100m級の高層ビルが並びます。右のアーバンネット名古屋ビルと左のドコモの鉄塔の間は空いていますが、ちょうどそこを埋めるようにネクスタビルが建設され奥の景色は見えなくなると思います。

北です。美しく生まれ変わった久屋大通パークの北は官庁街。県庁と市役所が並んでいるのが見えます。やや右後ろに見える高い建物はザ・シーン城北です。その向こうには小牧城も見えます。

右の広大な緑は名城公園、左端には名古屋城も見えます。その遥か奥にはうっすらと岐阜駅前のタワーマンション群が確認できます。

北西です。80m前後の高層ビルが見えます。中央奥に見える細い構造物は稲沢のエレベーター試験塔ソラエ。左には息吹山も見えています。

いかかでしょうか。新たに生まれ変わったテレビ塔からは名古屋の都心部を一望できます。遠くの景色を見てもよし、ビル群を愛でてもよし。久屋大通パークとあわせてぜひ行ってみてください。

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