名鉄河和線加木屋中ノ池駅が開業!徹底レポート

3月16日、名鉄河和線加木屋中ノ池駅が開業しました。名鉄としては実に16年ぶりとなる新駅で、大きな話題となりました。なお同日ダイヤ改正、三河知立駅移転も行われました。三河知立駅については後日記事化します。

加木屋中ノ池駅は河和線、高横須賀駅と南加木屋駅のほぼ中間に位置します。2015年ごろから新駅設置の協議が続けられており、数年前から工事を行っていました。西知多総合病院のアクセス駅にもなります。

名鉄河和線に新駅設置 東海市と基本協定を締結

3年半前に一度現地の様子をお伝えしています。

駅の様子です。2面2線にシンプルな駅です。ホームや枕木やバラストも新しいです。このあたりは丘陵地帯で意外とアップダウンがあります。名古屋方面から来るとその高低差を奥に見えるトンネルで切り抜けたら駅に到着です。

ホームの壁は工事用の白い仮囲いです。照明も仮設感あるものが使われています。これで最終完成形ではないと思われます。

反対側(河和方)を見ます。ゆるくカーブしているので撮影スポットによさそうです。ちなみに私は鉄道もカメラも好きですが「電車をカメラで撮る」というのは興味がありません。普段の被写体はもっぱらビルですね。

ホームは6両対応のようです。屋根があるのは名古屋方の短い部分だけです。名鉄豊田線の上豊田駅が近い構造、雰囲気のように感じます。

それでは駅の外の風景を見てみましょう。こちらは北口です。視界に飛び込んでくるのは一面の墓です。

酔っぱらって夜寝過ごして下りたらこの風景だったらなんだか怖くて酔いがさめそうです。

こちらは自由通路の様子です。跨線橋のような形で存在していますが、このレベルが周辺の地上レベルとほぼ同じになります。

南口を見てみましょう。

こちらもまだ整備途中といった雰囲気です。左に見えているのが駅。先ほどの通路とはこのレベル差があります。10mくらいでしょうか。もちろんエレベーターが整備されています。

少し引いて見た様子です。いかにも暫定という感じです。駅周辺はさっそく利用している地域住民の他に、開業を見に来た見物人らしき人もかなりいました。

開業のポスターがたくさん掲示されています。グッズも販売されたようですが、早々に売り切れたようです。日本全国的には同日開業の北陸新幹線が話題でしたが、この地方では名鉄も結構話題になっていたと思われます。

南口は普通の住宅街となっています。右奥に見える大きな建物が西知多総合病院です。駅から徒歩5分程度です。周辺道路もまだ整備中です。

病院へのアクセス路です。中央に見えているのは屋根です。おそらくアクセス路は駅から工事中の地下トンネルを通ってここに出る構造になると思います。高低差的にそうするのが最適解だったと考えられます。

ただし河和方面のホームからだと一度跨線橋レベルまで上がる必要が出てきそうです。

駅近くにはまだ現場事務所が設置されたままです。今後もしばらく整備工事が続くものと思われます。

それでは駅に戻って改札付近の様子です。券売機1基と改札2レーンのシンプルな構成です。床材や天井の雰囲気は最近の名鉄の標準的な仕様のようです。

駅名標です。副駅名として公立西地下総合病院前が付されています。ちょっと文字が多いので圧を感じます。

駅番号としてKC02が与えられています。ナンバリングが振られたときに新駅ができるのがわかっていたため同番号はあらかじめ欠番になっていました。

せっかくなので電車も撮ってみました。手前に小さな子が映り込んでいますが他にも同じようにちびっこが新駅開業で盛り上がっており、賑わいを見せていました。

ついに開業した加木屋中ノ池駅ですが、まだ完全完成形ではないようなので、数年後にまた見てみたいと思います。それまでに宅地開発なども進んでいくことが期待されます。今後の変化も楽しみですね。

シェアする

フォローする