中日ビルが竣工!内装工事ラストスパートへ

8月1日、中日ビルが竣工しました。栄の代表的ビルだった中日ビルは、老朽化などを理由に2019年3月に惜しまれつつも閉館。それ以来解体工事と新築工事が行なわれてきました。

新ビルは33階・158.877mです。延床面積はおよほ11.7万平米で、栄に建つビルとしてはずば抜けた規模となります。低層部商業、中層部オフィス、高層部ホテルとなります。今回は竣工したビルをじっくり見ていくことにしましょう。

中日ビルの建設状況 2023.4

前回から4か月ぶりの取材です。

まずは北東エントランスです。ここが一番メインの出入口になります。

主に商業が入る低層部は旧ビルとほぼ同じ平面形状となっており、角の部分が斜めになっています。

エントランスを入ると地下1階から3階まで4層の吹き抜けが広がっています。

久屋大通公園側の様子です。表通りとなるこちら側には商業店舗が並ぶ予定です。賑わいが歩道にしみ出してくるようなイメージですね。木々の木漏れ日と相まって洗練された上質な都会の雰囲気です。

商業は3階まで、4階5階には生活利便施設が入ります。6階は店舗とホール、7階が屋上庭園の予定です。大名古屋ビルの低層部に近い構成です。

中の様子です。竣工はしたもののまだ内装はこれからという感じですね。開業は来春なので比較的余裕はありそうな感じです。

ダクトや各種配管がむき出しで見えています。最近は経費削減も兼ねて天井を張らず、あえてダクトなどが見えたままのデザインにする店舗もあります。ここは大通り沿いの店舗である程度グレードが高いと予想されるため、天井は張るものと思われます。

南側にはちょっとした屋外スペースができました。敷地に高低差があるのを利用して、少し高くなっている部分を客席にしています。

車寄せはこの奥にあります。地下駐車場に繋がっています。

久屋大通公園側のファサードです。縦横のルーバーが美しく配置されています。建物の外壁にくっつく形ではなく、少し離れている分立体的な印象を与えます。近くで見るとより分かりやすいです。

外壁パネルの色は旧ビルをリスペクトした焦げ茶色系のものが使われています。そこに縦ルーバーを配置することで現代的で引き締まった雰囲気を出しています。

CHUNICHI BUILDINGのサインです。「中日ビル」は中部日本ビルディングの略ではなく、そのまま正式名称です。

夜になると光るんでしょうね。なかなかいいと思います。

地下の様子です。シャッターの奥が新ビルと接続しています。

地下フロアの構成ですが商業はB1のみ。かつては低い階高の地下階が2層ありましたが、新ビルでは階高の大きい1層にまとめられています。

地下2階は地下3階は駐車場、その下は地域冷暖房設備などとなっています。

最後は全体を見上げた様子です。格子状の白い部材が印象的です。面白いのは、近くで見るよりも遠くから見たほうが白い部材が目立つことです。ここから見るよりも名駅から見たほうが白っぽいビルに見えます。

細くなっている高層部に入るロイヤルパークホテルは、開業が来年2月20日に決定しました。既に予約を開始しているようです。

ついに竣工した中日ビル。これからは内装工事が中心になっていく事でしょう。開業が本当に楽しみですね。

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コメント

  1. チリトタビユキ より:

    テナントが気になりますね。

  2. お嫁サンバ より:

    私たちは名古屋市中にある中日ビルの内装工事もラストスパートで終盤戦になることはドラマ「刑事シュート3 しゅう&ムコの事件日誌」で唐沢明日香役で出演した杉本有美さんは強い赤べこパワーなら鍛えることでしょう❣️