日新観光ビル跡地 東和不動産が取得

11月30日、ミッドランドスクエアなどで知られる東和不動産は日新観光ビルの跡地を取得したと発表しました。今回はその詳細と、キャッスルプラザなど桜通沿いの中規模開発をいくつか紹介します。

日新観光ビルは1962年と築60年に迫る古参ビルでした。今年に入ったあたりから老朽化のため解体が進み、現在は跡地が更地になっています。

ちょうど先日、この跡地利用が未定という記事を載せたため、タイムリーな話題です。

白川第三跡地の高層ビル 準備始まる

日経新聞によると、当面は駐車場として利用し、長期的にビルの建設を検討するとのことです。現在の敷地は770平米程度。これは他の東和不動産の物件(クロスコート、センチュリーなど)の敷地よりふた回りくらい小さい広さです。よってこの敷地だけではそれほど大きなものはできません。となると次なる関心は、南北の雑居ビルなども取得して一体開発を目指すのかどうか、という点に移ります。ペンシルビルやパチンコビルが多いこの界隈ですから、ぜひともそうしてほしいですが、どうなるでしょうか。

いずれにしても「夢と潤いのある」街づくりを目指している東和不動産が取得したのは朗報だったと思います。今後の状況を注視したいと思います。

次は、上記記事で後日触れる、と書いた桜通沿いの再開発です。

まずは名古屋ビル東館。12階建て60m弱、延床1万強のスタイリッシュなオフィスビルです。着工してしばらく経ちますが工事は着実に進んできているようです。

公式サイトでは内観パースや詳細など充実した情報が公開されています。

高さ百尺の古いビルが残る桜通において60mのビルは非常に目立つことでしょう。2022年3月完成です。

右に見えているのはキャッスルプラザ。先日、2021年3月をもって閉鎖することが明らかになりました。これはコロナ関係なく、もともと決まっていたことです。ビルの所有者の明治安田生命は、その後の再開発について決まっていることはないとしています。

閉店のお知らせが出ていました。キャッスルプラザ敷地北東角(以前資生堂のあった場所)は駐車場になっていますが、それを含めれば敷地は整形で3000平米以上あります。少し期待したい案件です。

最後は第2第5堀内ビル跡地です。駐車場のままかなりの月日が経っていますが、続報は出てきません。

個人的には向かいの堀内ビルも気になっています。築年月や立地を考えると再開発があってもおかしくないと思います。

今回お伝えした再開発はある程度期待したい案件が多いです。名駅が拠点の東和不動産ですから、何か街にとってプラスとなるものを作ってほしいと思います。桜通沿いには目抜き通りにふさわしい建物ができることを期待しています。

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コメント

  1. 権兵衛 より:

    いまリニア開発で名駅の東西のビルなどをJR東海が買収してます。
    実際にやってるのは委託受けた名古屋市(の外郭団体)ですが、名駅くらいなら土地をまとめて地上げするのは難しくない話なんでしょうか?
    それとも公的セクターはなんかノウハウでもあるのか、リニアだから金に糸目をつけぬ対応してるだけなのか…
    駅東も少しいけば雑居ビルに近いビルが多いので、まとめて開発してくれるといいのですが。

  2. 尾張のおやじ より:

    あのきったねー、パチンコ屋界隈が東和さんのおかげでキレイになるのは、嬉しいかぎりです。ミッドランドから、ウインクまでの地下道も平坦になるといいですね