名鉄百貨店が閉鎖してからだいぶ時間が経ちました。久しぶりに駅周辺を見ると明らかに人通りが減っているように見受けられました。一方で営業再開する店もあるようです。
また、先日は愛知県知事と名古屋市長が名鉄再開発の整備に資金面で支援に乗り出す構想を表明。名鉄の最近の動きをお伝えします。
閉店の様子はこちらから。

まずは外観の様子です。外壁に合った「meitetsu」の文字が早速なくなって、ただの青い長方形になっています。この地から百貨店がなくなったのをひしひしと実感します。一方近鉄の「Passe」の文字は残っています。

入口付近の様子です。営業終了を知らせる掲示が出ています。一方左のスギ薬局は営業再開しています。このほか角にあるスタバも6月から営業再開するようです。

地下の名鉄改札前付近です。百貨店への入口はすべてシャッターが降ろされ、明らかに人が少ないです。これはなかなか街に暗い影を落としていると感じます。
正確には人が少ないのが問題なわけではありません。施設が閉鎖したら人が減るのは当たり前です。次の施設が未定のままこの状態を迎えているのが大問題なのです。
名鉄は2026年度中には方向性を示すとしています。おそらく2027年3月だと思いますが、もうそこで最終確定案を提示し、完成に向けて走すのが必須です。そうでなければこのままずるずる行ってしまい、名駅の賑わいをますます毀損します。名鉄が鉄道事業だけでなく、名古屋の街づくりを担う企業であるなら、そうさせない責任があると思います。
先月末、県と市は名鉄再開発を資金面で支援する方針を表明しました。特に大村知事は鉄道インフラ部分を最重要視し「関係者と協議しながらより良い解決策を見いだせるように取り組む。県も市も相当、応分の負担をしなきゃいけない」と資金拠出を示唆しました。
広沢市長は定例会見で「応分の負担という点では気持ちは同じ」と理解を示し、市の関わり方として「街づくりやにぎわいが主眼になる」と説明しました。ここでも県の方が動きが早いですが、それに呼応し市もついてきたという印象です。
いずれにしても駅施設は公共物であり、私は4線化はやるべき派なので、資金を投入してでも実施する動きになりそうなのは喜ばしいです。一方ビルに資金投入は公平性を損なうのでおいそれとはできないでしょう。
また、名古屋市は名鉄再開発などの名駅再整備を議論するための官民一体となった会議体を設置。当事者の名鉄の他に、名古屋市、愛知県、JR東海、UR都市機構など14の事業者で構成されます。官民の垣根を超えて知恵を出し合い、停滞を打破する計画です。
このような動きが出てきたのはとてもよかったです。しかし安心はできません。スピード感をもって取り組み、名古屋の未来のために次の計画を打ち出してほしいです。
リニアも静岡の工区が着工に向かっており、2030年代中盤~後半にかけての開業が現実味を帯び始めました。まだ今後の工事次第では何とも言えませんが、名鉄は遅くともこの辺をターゲットに施設を完成させるべきです。

近鉄の様子です。パッセがなくなってここも人が幾分か少なくなりました。特に入口は若い女性が絶えなかったですが今はその陰はありません。
その他、バスセンターは通常通り営業中で、移転予定だったミヤコ地下街は店舗が歯抜けの状態で営業しています。ホテルも営業中です。
とにかく1日でも早い建て替え計画を提示し、未来の明るい名古屋を構築していってほしいと強く思いました。