ミッドランドスクエアは名古屋駅前に聳え立つ47階・247mの超高層ビルです。2006年に完成し、今なお名古屋で一番高いビルとなっています。
最上階にはスカイプロムナードという展望台があります。高さは高いので値段も少し高いですがなかなかいい眺めです。
高さ | 最高(約220m、名古屋の街を見下ろせる) |
入場料 | 1000円 |
アクセス | 至便(名古屋駅徒歩1分) |
施設充実度 | 充実(飲食店登場時あり、下階には商業施設が充実) |
景色の見易さ | 良好(一部を除きガラス面に近づける) |
スカイプロムナードは半屋外型の展望台です。屋上には一部屋根がないため開放的な空中散歩を楽しめます。
最初外に出ると南→東→北の順で回廊を歩くことになります。それではその景色を順番にご紹介していきましょう。
南です。スパイラルタワーズが正面に見えます。右にはグローバルゲートを中心としたささしまライブ24地区も。いずれも170m級のかなり高い超高層ビルですが、この高さからは完全に見下ろす形になります。
左には最近完成したNAGOYA the TOWERが存在感を見せています。その奥には金山方面の高層ビルがぽつぽつと見えます。
奥は海の方面なので開けています。視程の良いときには名古屋港の橋や塔なども見ることができます。
南東に目をやると伏見方面のビルが見えてきます。御園座は150m級ありますがやはりここから見ると低く見えてしまいます。
最近は栄タワーヒルズ、タワーザファーストなどこのあたりのビル集積度が上がってきました。今後は錦二丁目18番街区も控えます。
東方面です。名古屋の都心、中枢と言える方角です。やや右には中日ビルが圧倒的存在感を見せています。これまで栄地区には巨大ビルがなかったため相当目立ちます。数年後にはその左にさらに高いビルが見えてきます。
桜通沿いには100m弱の高層オフィスビルが連なっています。伏見と並んで名古屋の業務エリアの層の厚さを感じることができます。
東へ行くほど丘陵地帯になります。緑の目立つあたりから標高がちょっと小高くなっているのが見て取れるかと思います。その手前には東山線沿いのタワマンが何棟か見えます。
北東方面です。真ん中の大きな緑地は名城公園です。やや左には名古屋城の姿もしっかりと確認できます。右端はナゴヤドームです。
天気のいい日はここから御嶽山も見えます。
北側です。左下に見えているのは大名古屋ビルヂングです。174.7mも余裕で見下ろせます。中央は名古屋プライムセントラルタワー、ブリリアタワー名古屋グランスイートです。これ以外は目立ったビルはありません。左端に見えるのは最近完成したノリタケの森の再開発エリアです。
北西です。名古屋駅前のビル群が大迫力で楽しめます。ゲートタワー、JPタワー、ルーセントタワーは最高部が目線より下に来ています。
タワー群の間から奥の街並みを見ると、手前のビル群の並外れたスケール感を一層感じます。実は200m級の超高層ビルが林立するのは東京以外ここしかないのです。
ここからは内部の様子をご紹介しましょう。実はスカイプロムナードは2023年の大型連休手前にリニューアルをしていて、店舗ができたりするなど非常ににぎわっています。
窓側に近いところにはソファも登場。ゆったりとくつろぎながら名古屋の街を見下ろすことができます。
リニューアル前はこのような空間はなく、窓際に近づくのも難しかったです。そのため撮影がしにくく、ビルオタには不評で、一般の人も景色が見にくかったと思います。リニューアルされて本当に良かったです。
北東の角には一部床が鏡になっている場所もあります。空が映り込んで不思議な写真が撮れます。角に立って記念撮影もいいですね。
南側にはハンモック風のおしゃれな椅子が置かれています。以前の殺風景な展望台しか記憶になかったので驚きました。
夜景もとてもきれいに見えるのでカップルでのデートにぴったりです。
最後はミッドランドスクエアの模型です。100分の1でしょうかね。これはリニューアル前から置いてありました。
いかがでしょうか。ミッドランドスクエアのスカイプロムナードは名古屋随一の景色が楽しめる素晴らしいスポットです。弱点だった景色の見にくさは大幅に改善され、一般の人もビルオタも満足できるようになりました。
やはり200mを大幅に超える高さから景色を見るというのは、100mくらいのビルからの風景とは全く次元が違います。ここでしかできない空中散歩、ぜひ行ってみてください。