名鉄が本社移転 ミヤコ地下街も再開発

名鉄は来年1月に本社を移転します。移転先は今年完成した16階建ての高層オフィスビル、エニシオ名駅です。

もちろん来る名駅再開発のための準備です。今の名鉄のビルはすべてなくなるため、その機能を一時退避させる必要があります。

エニシオ名駅です。名鉄は11月14日にプレスリリースを出し、16もの部署がここに移動することを表明しています。正式稼働は1月14日となります。

移転先のオフィスをつくるのは簡単ではありません。もう後戻りはできません。さらなる延期とかもないと思います。名鉄はもう覚悟を決めていると思います。

新ビル完成まではエニシオ名駅を使うはずです。おそらく10年は使うでしょう。新ビルは2030年は当然無理で、2035年頃と予想します。

ちなみに去年読売新聞が名鉄再開発をスクープしてからちょうど1年になります。当時は低層部を連結した180m×3棟のビルでした。そこから大きく変わっていないかとは思いますが、どうなっているでしょうか。名鉄は2024年度中に方針を発表するとしています。おそらく2025年の3月でしょう。大注目です。

名鉄再開発 180m級3棟連結ビルを建設へ!

当時の記事です。コメントも大いに盛り上がりました。

名鉄はミヤコ地下街の再開発にも乗り出すという記事が出ていました。地下からも名駅の賑わい創出に貢献するようです。近年シャッターの下りている店舗が多かったですが、再開発により明るくなるといいですね。

実際には名鉄ビルの商業テナントの受け皿という面が大きいと思います。解体による退去で行き場のなくなるテナントが多数になるので、ミヤコ地下街の空き区画を受け入れ先にするのでしょう。

先日発表された名鉄の業績見込みでは、2025年3月期の連結業績予想を上方修正。純利益も前期比19%増の290億円になるとのことです。鉄道もコロナからの回復傾向が続いており、旅客収入は前期比10%増の予想です。

営業利益も上々で、ホテル業や旅行業といったレジャーやサービス事業が増収、不動産事業も好調に推移する予想です。この調子なら再開発にも前向きな判断が下せるのではないでしょうか。つまり規模縮小なくいくということです。(建築費の高騰を考えると規模拡大はさすがにないと思います)

とにかく本社移転はついに動き出すという感覚がつかめます。来年3月と言いましたが正月くらいに電撃発表の可能もゼロではありません。来年が楽しみですね。

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