1月11日、中部日本ビルディング株式会社は、中日ビルの全面開業が4月23日になると発表しました。同時に入居予定の全93店舗のテナントが明かされました。
なおオフィスは先行稼働しており、春にかけてホテルやホール&カンファレンスも順次開業していきます。
9か月前にはロゴマークや多数のパースが発表されていました。
工事は内装が仕上がってきたので進捗レポートは5か月前のものです。
まずはフロア構成をおさらいしましょう。33階・158.877mの超高層ビルには、都心に相応しい様々な機能が導入され、栄の街の賑わい創出に貢献していきます。
上から順に行きます。まずはホテル。こちらは三菱地所のロイヤルパークホテルが入ります。栄のホテルとしてはずば抜けた眺望を誇ります。2月20日の開業予定です。
次にオフィス。センターコア型の大規模空間です。栄の街を歩くと既にオフィスの明かりがついているのが確認できます。
7階は屋上広場。栄の街を一望できる素敵なスポットの誕生です。6階はホールとカンファレンスです。5階の物産観光センターや4階の文化センターなど旧ビルにあった施設も復活します。
それ以下は商業となります。3階はレストラン中心、2階1階は高感度なショップといった感じです。デパートやミッドランドスクエアの低層階ほどの高級路線ではないので、入りやすい構成かと思います。4階5階の商業はクリニックなどのサービス系です。
地下は1階が商業で、飲食系中心の賑やかなフロアになりそうです。それより下は駐車場となります。
以上フロアの店舗をすべて足すと93店舗(物産観光センター15県分含む)がオープンします。このうち名古屋初出展は31店舗となります。
余談ですが左の形が中日ビルを上から見た形になっていて面白いですね。こういう形のフローチャートありそうですよね。
今回のコンセプトは「中日ビルで、会おう」です。新しく生まれ変わった中日ビルが、今までも、そしてこれからもずっと、老若男女すべての人にとって「あらゆるワクワクやドキドキと出会える場所」であることを表現しています。
中日ビルは半世紀以上にわたって親しまれた栄のランドマークであり、立地的にも栄の中心です。個人的には、そんなビルがついに復活し、かつてのように再び待ち合わせ場所になって、さまざまな人同士が出会う場所になるという意味のようにも感じ、とてもいいキャッチコピーだなと思いました。
上のパースは屋上広場のものです。円形の芝生はかつてあった回転レストランを思い起こさせます。ここもまたいろいろな人の出会いがある素敵な空間になることでしょう。
と同時に栄広場再開発の絶好の観測点にもなります。栄では圧倒的な存在感で開業する中日ビルよりさらに50m以上高いビルが登場します。
なお中日ホール&カンファレンスではビル全体の開業に先駆け、オープニングイベントが開催されます。3月29日~4月14日にかけてさまざまな催しがあります。
また4階クリニック系の店舗は全面開業よりやや早く、4月上旬にオープンするところもあるようです。
改めて振り返ると都心でこの規模感の複合ビル開業はグローバルゲート以来でしょうか。もちろん栄では初となります。注目度もすごそうです。
ついに詳細が明らかになった中日ビル。栄の中心で再び人々に愛されるランドマークとなっていくでしょう。開業が本当に楽しみですね。