2023年の名古屋 10大ニュースで振り返る

今年も残すところあとわずかとなってきました。コロナもほぼ落ち着いた年となり、イベントなども4年ぶりに通常通り開催されたところが多いようです。2020年から始まった騒動がこんなに続くとは思いませんでしたね。

個人的な話だと今年は転勤により関西生活が終了、ホームベースである名古屋に帰ることができ、取材もゆったりとすることができました。また一級建築士に合格することもできました。いろいろとよかったです。

さて今回は恒例、2023年の動きを10大ニュースという形で振り返ります。この1年で特にインパクトの大きかったものを、管理人の独断と偏見で選出し、時系列順で紹介していきます。

①キャッスルプラザ跡地の明治安田生命建て替えは20階100m級の高層ビル

年明け早々、キャッスルプラザ跡地に建築計画の概要が掲示されたことにより、再開発計画が判明。20階・99.9mの高層オフィスビルになることが判明しました。栄のS2計画とほぼ同じ規模で、まるで双子のようです。

6月には公式情報やパースも出てきました。横庇とガラスを多用した現代的なビルになります。名駅では170m級以上が多数並んでいるため、それらと比べると小さいですが、それなりに存在感が出てくると思われます。

②みなとアクルスにライブハウス型ホール「PORT BASE」が2025年開業へ

4月、みなとアクルスに新しいアリーナ「PORT BASE」が整備されることが明らかに。2025年に完成予定です。うれしいのは、東海地方でのイベント会場不足に危機感を覚えた地元の放送局やエンターテインメント関係の企業が立ち上がって計画が動き出したこと。期待が高まります。

先日工事の様子をお伝えしました。準備が着々と進んでいます。一方みなとアクルスの残りの土地はいまだ不明。果たしてキッザニアは来るのでしょうか。

③栄のトヨタホームとパナソニックビルが一体開発へ、2030年代初頭の完成目指す

5月、久屋大通公園の東にあるトヨタホームとパナソニックのビルが一体開発決定。敷地は7000平米弱と中日ビル以上の面積を誇り、立地も踏まえれば大規模再開発への期待が高まるのは必然です。

なお反対側の東急ハンズアネックスもコの字型に挟まれたビルと一体開発が決定。トヨタパナに比べれば小規模ですが、久屋大通周辺を盛り上げる再開発として注目ですね。

④伏見のりそな銀行跡地は60m級延床2.6万の大型ビルに、周辺再開発続く

伏見の一等地で注目だったりそな銀行跡地。6月には建築計画の概要が出て13階建て60m弱の大型ビルになることが判明。9月には鹿島からリリースも出てパースも明らかになりました。

周辺でも滋賀銀行や興和の新ビルなど中小計画が順調に進行中です。一方去年突然判明した24階130mの高層ビル計画は音沙汰なし。来年はこちらの追加情報も待たれます。

⑤ららぽーと安城と岡崎アウトレットが進出、三井の大型施設が三河に相次いで進出

ららぽーと安城、岡崎アウトレットの進出が相次いで判明しました。延床面積はそれぞれ17万、6.9万とかなりの大きさ。三井不動産が三河で攻勢をかけてきました。ららぽーとの方が秋にパースも出てきました。

完成はともに2025年です。巨大商業施設の相次ぐ完成で買い物の選択肢が広がりますが、競争の激化やオーバーストアの可能性も高まります。

⑥34階180m級の三越建て替え構想計画が凍結、再開発構想そのものは継続へ

7月、オリエンタルビルが三越建て替え構想を凍結しました。もともと計画が出たのは2019年です。中日ビルを上回る180mで、低層部も洗練された新ビルは名古屋に希望をもたらしました。しかしコロナなどにより凍結。希望の灯が一つ消えてしまいました。

ただし再開発自体を断念したわけではない模様で、ビルも老朽化していることから、何らかの形で建て替えは検討しているようです。できるだけ以前の計画を維持してほしいと私は思っています。

⑦NAGOYA the TOWERが竣工、名駅南のランドマークに。周辺では解体など相次ぐ

7月、名駅南の42階・149.1mのタワーマンション、NAGOYA the TOWERが完成しました。名駅南の確固たるランドマークになっています。成約率は夏時点で7割とのこと。

周辺でも動きが相次いでおり、市道笹島線整備に向けて建物が次々と解体、ささしまライブにビーチ新設など、笹島も含めて名駅南エリアは今後注目のエリアになりそうです。

⑧物流施設の完成、建築相次ぐ(イオンモール名古屋みなと跡地、岩塚三菱重工跡地)

7月には岩塚の三菱重工跡地に延床35万の巨大物流倉庫が完成。そしてその北側には8万平米の新たな倉庫が追加で建設されることも決まっています。

イオンモール名古屋みなと跡地も12.5万の物流施設に。今年下期には工事も始まり今では躯体の大部分が出来上がっています。

⑨千種ビル群が本格解体開始 具体的な跡地情報は未定もタワーマンションが有力か

かねてからうわさはありましたが、夏ごろから千種ビルの解体が本格的にスタート。年内中に住友千種ニュータワービル以外のほとんどのビルが解体されました。

跡地情報はわかっていませんが商業とタワーマンションになる見込み。一部では40階程度という話もあるためかなり気になります。来年には正式に情報解禁となるでしょうか。

⑩名鉄再開発が判明、当初規模をほぼ維持した180m級3棟が連結した超高層ビルに

11月、名鉄再開発が読売新聞からリーク(?)されました。内容は180m級超高層ビル3棟が低層部と空中回廊で連結した延床40万を超える超巨大ビル。駅拡張も予定通りで規模縮小もほぼなく、そのインパクトに多くの人が沸き立ちました。

当初は2024年に決定と言われており、まさか今年中に明らかになるとは思っていなかったので、ある意味ノーマークです。そして来年は本命の2024年。確定情報やパースの公開に期待がかかります。

ということで今年もいろいろありました。他にもタワー・ザ・ファースト名古屋伏見やミッドライズタワー多治見などタワマンも相次いで完成しました。TIADの開業もありましたね。

今年の年末はそれほど寒波もなく幾分か過ごしやすい年末となるようです。それでも朝晩はやはり寒いので体調など崩さないようお気を付けください。

最後に今年1年当ブログを見ていただきましてありがとうございました。よいお年をお迎えください。

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コメント

  1. お嫁サンバ より:

    私は名古屋といえばやはり名駅にある明治安田生命ビルの建設工事でしょう。