高島屋南地区再開発の建設状況 2023.2

高島屋南地区再開発は岐阜の繁華街、柳ヶ瀬で予定されている再開発事業です。低層部に店舗、高層部にマンションという構成で、35階・132.64mの規模です。名称は「柳ケ瀬グラッスル35」に決定しており、2023年2月に竣工予定です。

柳ヶ瀬は駅から北へ1kmほど行ったところにあり、長らく岐阜最大の繁華街として栄えていましたが、地方都市の例にもれず郊外型モールの台頭で求心力を失っていきました。また岐阜の場合は路面電車の廃止や名古屋市内への流出も痛手となり、中心市街地の衰退に拍車をかける形となっています。

高島屋南地区再開発の建設状況 2022.8

前回からちょうど半年ぶりの取材です。

完成しました。低層部も外観があらわになっています。あとは一部の内装工事のみです。囲いも簡単なものに変わっており、まもなく撤去されるでしょう。

こうしてみると高層部は黒基調でまとめられており、コーナー部のガラス張りと合わせて住友っぽい感じもしますね。

建物全体の完成式は3月4日に行われる予定です。1階2階は商業テナントで、春以降順次オープンするものと思われます。3階は健康運動施設「ウゴクテ」で、4月30日開業予定。4階の市子育て支援施設「ツナグテ」も同様です。また保健センターが5月8日予定となっています。

低層棟は段々の形状になっているのが特徴的です。南側で日当たりもいい心地よいテラスになりそうですね。

建物南東側エントランスにはエスカレーターなどが整備されています。柳ケ瀬グラッスル35のロゴも登場。青のダイヤが清流長良川、真ん中の緑が豊かな自然、下のオレンジが岐阜城の石垣をイメージしているとのことです。

ビル完成後に人の流れがどう変わるかが注目です。ここが名古屋圏郊外の他の再開発と異なるのは駅前立地ではないということです。春日井、多治見、知立などみな駅前です。しかしここは駅から徒歩15分あるので、放っといても人が集まってくるわけではありません。柳ケ瀬商店街や高島屋という核はありますが、集客力は盤石というほどではないはずです。郊外モールの台頭をはねのけて中心市街地を再興させるには、魅力的なテナントの誘致や行きたくなるようなイベントの開催など、ハードとソフトと丁寧な取り組みが必要になると思います。

建物北東側は商店街に接続しています。円形の吹き抜けエントランスの開放的な空間が特徴です。

すぐ北には髙島屋です。百貨店の中では孤軍奮闘という感じなので、グラッスルで援護という形になれるでしょうか。

南にある金公園です。こちらはリニューアル工事が進められていて、この春柳ケ瀬グラッスル35と同時開業予定です。休憩で座ったりイベントに使ったりできるステージや多目的広場が作られます。芝生広場の周りの園路にはキッチンカーなど車両も乗り入れできるようになります。

先ほども書きましたが商業施設や公共施設は春以降順次開業していきます。完成レポートはそれ以降にお伝えします。

コメント

  1. k より:

    テナントがVドラッグや理容室というのが残念ですね
    駅前どころか、全員の地元にあるようなテナントですね

  2. 女であれ、男であれ より:

    岐阜県岐阜市にある高層部マンション「柳ケ瀬グラッセル35」と低層部の店舗が今年3月に完成で商業テナントは1階と2階で、3階には健康運動施設「ウゴクテ」で4階も子育て支援施設「ツナグテ」に保健センターも5月にオープンするんですが、マンションにはテレビで杉本有美さんのYouTube「I wish」も観たいです。私から質問で「アリゾナ州・セドナで杉本さんがTシャツもあげて、パンツもはいたらまるでセーラーマーキュリーみたいなお尻だもん❣️」と答えている。