三菱UFJ名古屋ビルが竣工!貨幣資料館も開業

三菱UFJ名古屋ビルは、旧東海銀行本店ビルの建て替えで完成した建物です。新ビルは60m弱の10階建て、延床面積は5万平米程度の重厚なビルです。

これまで何度もレポートしてきましたが、今回はその最終回です。前回の様子はこちらから。

旧東海銀行本店建て替え 運用開始へ

南西から見た様子です。ガラス張りの外観に縦の石材が重厚感を醸し出していて、銀行の拠点ビルという感じがします。「MUFG」のロゴも取り付けられています。

広小路クロスタワーとの2ショットです。新ビル運用開始に合わせてクロスタワーに一時移転していた銀行のオフィスが戻ってきます。

そのためクロスタワーは空室率が上がるものと思われますが、鹿島の名古屋支店が入居するなど一部は後継テナントも決まっています。鹿島はノリタケや第一生命のビルとの共同建て替えによる仮移転のようです。

広小路側のエントランスの様子です。重厚感が漂います。最近のビルとしては珍しく、エントランスが地面レベルから少し高くなっています。

オフィスのメインエントランスは錦通側にあります。一般利用客は建物西側を通り抜けることができます。

広小路側には商業施設も数店舗入っています。当初は店舗は入らないという報道もあったことを思い出すと結果的にこのようになってよかったです。

次は、建物1階にある貨幣・浮世絵ミュージアムを見ていきましょう。

先ほどのエントランスから建物に入ると右側に見えてきます。入場は無料。貨幣や浮世絵に関する資料が充実しています。

貨幣資料館の歴史は長く、半世紀以上前からこの地にありました。その後一時東区赤塚に移転、ビル建て替え完了に合わせて戻ってきました。

中の様子です。展示室は貨幣と浮世絵に分かれています。無料なのでそれほど広くはないですが、ゆっくり見ようと思えば十分楽しめる内容です。

貨幣の方は撮影OK、浮世絵の方は撮影NGなのでそちらの写真はありません。

部屋の一角に両替屋も展示されています。

貨幣というピンポイントなテーマでこれほど充実した資料館は他に思いつきません。いち企業が無料で公開しているというのもすごいことです。

日本や世界の様々な貨幣もずらっと並んでいます。時代、地域などでこんなに種類があるのは驚きですね。

他にもちょっとした体験コーナーもありましたが、コロナのため休止中でした。映像コーナーもありました。

以上で旧東海銀行本店ビル建て替えに関するレポートはすべて終了です。クロスタワーと並んで本町通の両脇を固める重厚なビルが建ち、オフィス街・金融街としての風格もさらに出てきました。

1階には小さいですが商業施設や貨幣資料館が配置され、賑わいの創出がなされています。こういう建物が増えると街を歩く楽しみも増えるというものですね。完成おめでとうございます。

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