9月30日、松坂屋豊田店が閉店しました。同店は2001年に開業、約20年の歴史に幕を下ろしました。
跡地には三越の小型店などが入ることが決まったようです。今後改装工事を行い、来年春リニューアルオープン予定です。
松坂屋豊田店は名鉄の豊田市駅と愛環の新豊田駅のちょうど間に位置しています。元はこの建物はそごうでした。1988年にビル完成とともに開業。その後2000年まで営業していました。
その後松坂屋が出店交渉をし開業。2006年には年間100億円を売り上げたものの、近年は大型SCやネット通販の台頭により低迷していました。コロナも打撃となったことでしょう。そして9月30日、最後の営業を終えました。
近年豊橋のほの国百貨店、岡崎の西武が相次いで閉店しており、この豊田店の閉店で三河地区から百貨店が消えることになります。
エントランスの様子です。豊田市駅周辺は2階レベルにペデストリアンデッキが設置されているためメインのエントランスも2階となっています。1階には食料品売り場があるなどデパ地下的な役目を担っています。
店内では最後の商戦とばかりに大幅に値引きされた品が並んでいました。既に売りつくしたのか商品が少なくなっている個所もあり、少し寂しさを感じさせました。
建物はA館(南)とB館(T-FACE、北)の2館構成。A館は百貨店型のフロアが多く、B館は専門店が多いです。
こちらはそれらを結ぶ空中連絡通路です。愛知県内では数少ないムービングウォークが設置されています。他に設置されている個所はありますかね。セントレアくらいしか思いつきませんが・・・
駅前の様子はこんな感じです。2階レベルにデッキがあるので1階は少し暗くなっています。松坂屋の閉店で少し人が減るかもしれません。
しかし明るい話題も出てきています。来春にリニューアル開業することが発表され、三越の小型店が入ることが明らかになりました。また高級スーパー「成城石井」、滞在型書店「MARUZEN」も入居するようです。
次は豊田市駅の東側を見ていましょう。
こちらも1階は交通広場でデッキレベルが主な動線となっています。左が大型複合施設GAZA、右が再開発ビル群KiTARA(奥はパークタワー豊田、26階・84m)です。他にも豊田市前は大型ビルが建ち並び、中核市としてなかなか風格ある駅前を形成しています。
そんな中ポツンと老朽化ビルが存在します。築半世紀くらいはいっていると思われ、時代から取り残されているように見えます。
しかし朝日新聞によると所有者との交渉が進み、撤去の見通しが立ったとのことです。これにより豊田市が進めるバスターミナルやタクシー乗り場などを含む駅前広場(約7400平方メートル)の整備計画が進展する見通しです。
周辺の土地は低層店舗や芝生広場などで暫定利用されているようです。
松坂屋の閉店は残念ですが、跡地の三越にまた人が集まるようになるといいですね。駅東側の再整備にも注目です。
コメント
ラグビーワールドカップで初めて歩きましたが、
豊田市駅前普通に楽しかったので頑張ってほしいです。