名鉄本線知立駅高架化工事の状況 2021.6

名鉄名古屋本線知立駅の周辺では高架化事業が行われています。知立駅は名古屋本線の特急停車駅であり、三河線の海線・山線の結束点にもなっている重要な駅です。しかし駅自体は高架になっておらず、市街地の分断や渋滞が大きな問題になっていました。

対象となるのは名古屋本線が知立駅を含めた約1.5km、山線が約2km、海線が約1.5kmの区間です。他の高架化と比べて大規模な工事となります。現在は基礎工事が行われています。

名鉄本線知立駅高架化工事の状況 2020.11

前回から結構間が空いてしまいました。今回は駅南部、特に三河知立駅移設を重点的に扱います。

まずはホームから見ます。前回よりもボリュームが増し、高架らしい形が見えてきました。

工事の進捗に伴い知立駅の通路はレイアウトが変わっています。今回は改札からホームまで直線状になりました。

駅前の様子です。奥、古いビルがまた姿を消しました。高架化と合わせて駅前の景観も変化していきます。

先ほどの通路の部分に高架がつくられています。まずは豊橋方面の線路が高架に移転し、今跨線橋があるあたりに岐阜方面の高架ができます。

踏み切りを見た様子です。奥にあるのが高架。2階が本線、3階かなり高いのが三河線です。

豊橋方に300mほど歩くと3階の三河線が分岐。写真左に海線、右に山線と分かれていきます。

ここから三河線の山線に沿って歩いていきます。現在は中央付近でスパッと切れていますがこれがだんだんカーブしながら左手前に伸びていきます。

知立駅周辺で大規模な区画整理をしている範囲は結構広く、あちらこちらで広大な敷地が出現、一部ではマンションなどの工事が始まっています。

現在の三河知立駅は知立駅に近すぎるため、ここから1㎞ほど豊田市方面に行ったあたりに移設されます。

かなり幅の広いの敷地が線路沿いに続いています。工事用地にしては広すぎます。どのような土地利用になるのでしょうか。

移転予定地です。用地が確保がほぼ終わり駅前広場などの整備が進められています。1面2線の駅となる計画です。右が豊田市方面。

知立方を見ます。2本の高架道路が見えますが、その橋脚の幅に注目するといずれも複線用地がとってあることが分かります。移転後は知立駅からここまで1㎞強の区間が複線化されます。

駅予定地の北側です。移転完成を見越してか、たくさんの新しい住宅が立ち並び、新興住宅街を形成していました。

周辺にはかなり広い敷地が登場しています。移転後はなかなかの駅近好立地となります。再開発などもありそうです。

完成は2023年とされていますが、さすがに厳しそうですね。まあこれだけ大きい構造物ですから無理もありません。周辺の再開発と合わせて、要塞駅完成と駅移設完了までをじっくりと楽しみたいと思います。

シェアする

フォローする