国際センター周辺ではいくつかの動きが出てきています。先日は三菱地所がコンパクトオフィスシリーズ「circles」を東京以外で初めて進出すると発表。他にも第三銀行の解体が始まるなど再開発が動き出しそうな予感です。
過去にこの界隈は一度だけレポートしました。
まずは三菱地所の小規模オフィスcirclesから。11階建てですが延床は2500平米余りと細め。circlesは大企業向けではなく、シェアオフィスなどを利用していたもののそれが手狭になってきた、という成長企業に向けたオフィスです。高いデザイン性と快適性を兼ね備えており、成長する企業を支援します。
1階には就業者以外も利用できるカフェが併設される予定です。
建設地はこちら、桜通の三井住友海上ビルの裏のあたりです。右奥に見えているのは錦二丁目7番のタワークレーンです。
完成は2022年5月の予定です。今年中には鉄骨が姿を現すことでしょう。
続いて第三銀行。少し国際センター方面に近づきます。左に先ほどの三井住友海上ビルが見えています。
解体工事が始まりました。ここは大和ハウスが取得しています。大和ハウスといえば戸建てやマンションのイメージがあるかもしれませんが、今ではオフィス・商業・ホテル・物流施設までやる何でも屋です。ここもオフィス主体になる可能性も十分あると思います。
裏を見ると大穴が空いています。もう数か月もすれば建物は姿を消すでしょう。
そしてこの様子だと駐車場も含めた一体開発も期待できます。今の土地の使い方はもったいないので、できれば先ほどのcirclesより大きいオフィスビルになると理想ですね。
最後は国際センターから徒歩1分の花車ビルです。江川線の東側に沿って南北に長いビルが3棟連なっています。そのうち北側のビルにシートが登場していました。築年数も相当古いですし建て替えでしょうか。
と思ったら塗装工事の模様。逆にまだまだ現役続行するということですね。
ただ、花車ビル3棟は南北に非常に細長い敷地のため、再開発するにしても正方形プランの大きなビルは建てられません。
最後は第2三交ビルです。2024年をめどに14階建てオフィスを建設する予定です。現在は既存建物の解体が進んでいます。建築計画の概要はまだありませんでした。
その西側の駐車場では野村不動産が飲食ビルを建設する計画です。しかし着工予定は昨年8月。未だに駐車場として利用されています。やはりコロナによる延期でしょうか。
それ以外にも、この北西の街区では解体が相次いでおり、街並みは大きく姿を変えつつあります。
名駅から波及するような形で国際センター周辺でもいくつかの動きが出てきています。この界隈の記事はあまり作ってきませんでしたが今後も随時取材していきたいと思います。