中日ビルの解体状況 2020.10

中部日本ビルディングは1966年、中日新聞社の跡地再開発として建設された複合ビルです。ビル内の事務所や商業施設、劇場などは多くの人に利用され、長年栄のランドマークとして愛されてきました。

2016年には老朽化による建て替えが発表されました。2018年末には規模が31階・170mと判明。そして2019年3月に惜しまれつつも閉館し、現在は解体工事が始まっています。

中日ビルの解体状況 2020.8

前回から2か月ぶりの取材です。

一気に解体が進み建物の姿が完全になくなりました。加えて複数台の重機が投入されています。

こちらの方角が開けている景色はなんだか新鮮です。1年程度の期間限定の景色です。

敷地西側の歩道です。工事のため一部幅が狭くなっているところがあります。

右に見えるのは中区役所も入る栄サンシティビル(18階・77m)です。これまで中日ビルに隠れて目立っていませんでしたが、延床面積は4万ある大きなビルです。

建築計画の概要です。33階・158.877mです。施工は竹中工務店です。

高さについてですが、これは規模縮小ではないと思います。フロア構成はそのままで延床面積は増えていますので。

むしろ当初出たこのイメージ図を見ると、RFの最も高い部分でも150mを少し超えるくらいであり、個人的には158.877mが最高部ではないかと思っています。(階数が増えたのは機械室やPH階のカウント方法が変わったためです)

北西角には中日ドラゴンズの大きなパネルが登場。今年はなんとかAクラスでシーズンを終えたいです。

ついに姿を消した中日ビル。新ビル完成へまた一歩近づきました。竣工は2023年夏、商業施設開業は2024年春の予定です。完成が本当に楽しみですね。

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コメント

  1. 名古屋ビルマニア より:

    ビルの高さについては、管理人さんのご説明の通り160m弱というのが本当のところだと思います。では昨年2月の建て替え計画の詳細発表の時、なぜ高さ170mと10m以上さばを読んだのでしょうか。私の推測では、栄地区に初めての超高層ビルと言うことを印象付けるために、名古屋駅周辺の超高層ビルに引けを取らない高さを示す必要があったのかと思います。名古屋駅地区の超高層ビルで、高さが低い方のグローバルゲートやモード学園スパイラルタワーズの高さ170mを下回った高さでは今一つインパクトが不足するため、ちょっとした小細工をしたといったところでしょうか。いずれにしても中日ビル建て替えは、現在名古屋で進行している最大のビル建設プロジェクトであり大いに期待しております。

    • 日野 より:

      いいえサバなど読んでいません。単に詳細設計にあたって調整が入ったにすぎません、階数と延べ床面積が当初発表から少し変わっているのもそのためです。よって名駅地区再開発ビルの高さなど何の関係もありません。

      • 鷲津砦 より:

        横からすみません

        ビルマニア様の仰る「さばを読んだ」というのは、現在の計画と過去の発表の対比ではなく
        こちらの昨年2月の詳細発表
        http://www.chunichi-bldg.co.jp/company/pdf/release190215.pdf
        の中で
        記事に画像の上がっている2ページ目では、塔屋を足しても明らかに160m弱の構成図を見せながら
        1ページ目では約170mと記した矛盾についてでしょうね

        そして蓋を開けてみれば、どうも当時の2ページ目の構成図の高さ表記が正確そうで、170mもないのではないかという話題の記事ですから

        下で私もコメントさせて頂いた通り、階数と延べ床面積が少し変わった過程で、この詳細発表時よりも設計によって高さが大きく落ちた可能性は、低いように思えるんですよね

        何か答えはあるんじゃないでしょうか

        ビルマニアさんのご推察のように、何らかの意図であえて高めに表記していた場合
        「他地区の高層ビルにインパクトの上で劣後しないため」の可能性以外にも例えば、昨年2月より前の段階では170m程に建て替えると公言していた手前、10m縮んだことを隠したかったとか(苦笑)

        他にも、ノボールさんのご指摘のように突出物の存在とか。この構成図に全て描かれているとは限りませんから。
        中日新聞はメディア企業ですし、実は構成図にも完成予想図にも描かれていない細いアンテナ塔のような構造物が予定されていて、最高高さは約170mに達するのやも

  2. 鷲津砦 より:

    あの構成図高さも付記してあったのか
    さすがよく見ておられますね

    冷静に考えると、この延床面積で170mは少し高いですものね..
    同規模帯のルーセントタワーのように、敷地の一部に体積を集中させるスリムタワー型ならばともかく
    新中日のように敷地広域に幅広く建てるタイプでは、縦に伸びる理由もないし。

    長方形の敷地は、こういうところ不利ですね
    もし裏のパーキングを開発に巻き込めていたら、敷地に縦深性が出るので
    大通りに対しセットバックし、高層集約が出来ていたかもしれませんが。

    • すもも より:

      こう言う超高層ビルで壁面のセットバックが殆どなく
      敷地いっぱいに建てるのって
      さすがに名古屋の土着企業って感じで
      ちょっと残念
      キツキツに詰め込み、ゆとりスペースとか現在の基準から
      かけ離れた面白みの無いビルになりそう
      イベントスペースにしても、東京に同様のビルを作ったとしたら
      5階まで吹き抜けとするんじゃないのかな?
      今後出来てくるであろう他の超高層ビルに集客的に負けるんじゃないの?

  3. より:

    発表した時の計画通りに竣工したことないもんな

    • たぬ より:

      発表時の計画案は管理人さんの貼っている画像の通り150m未満出会ったのが158mまで上がっているのでむしろ階数の影響で上がったのでは?と思ってます

      ゲートタワーの軒高220m→最高部211mしかり大名古屋ビルヂングも当初案は190から180になりましたが最高部は174という感じでした
      陽は西から登るさんのブログも度々指摘していますが名古屋圏は最高部と屋上構造物含む高さを別々にカウントしてるためこういうのが多く感じるんですね
      なんで別カウントしてるのかは謎ですが

  4. たなか より:

    階数、延床面積ともに維持されており嬉しい限りです。正直、高さ170mでも160m弱でもそれほどインパクトは変わらないと思いますし、とにかく無事従来通りの規模にて着工できそうで本当によかったです。

  5. より:

    なんか170と思ってたから10メートルでもかなり小さくなっちゃった感じがしてしまう。
    最後部は170って事はないのかなぁ?
    栄広場も予定より小さかったとか、規模縮小はあってほしくない、栄の目玉再開発だし。
    コロナが憎いね

  6. ノボール より:

    最高高さ と 建築物の高さ は基準が違う。

    建築物の高さには、突出物や建築面積と比較して(水平)床面積の小さな部分(よくあるのは機械室など)は、高さに含まれない。
    これらは、最高高さには含まれるので、建築物の高さ と 最高高さ は数値が異なるのが一般的である。

    なお、この両者は最大で12m以内である必要があり、今回の数値が建築物の高さである場合、最高高さは、170.877m未満でなければならない。

    • 鷲津砦 より:

      階数に加算されない床面積の小さな機械室等というのは、地上階で言うと主に塔屋、PH階のことですよね

      http://www.chunichi-bldg.co.jp/company/pdf/release190215.pdf
      >地上31階 塔屋2階 延床面積113000平米

      これが、建築計画にある地上33階,延床面積117267平米に変わりました

      記事にある
      「階数が増えたのは機械室やPH階のカウント方法が変わった」
      情報からして、これは恐らく
      構成図の屋上中央に見える塔屋が、元の計画では建築面積と比較した(水平)床面積が小さく、建築物の階数に含まれていなかった

      それが、当初予定より大型になったか何かの事情で、建築物の2階分として数えることになったため、階数(と、大型化した分の床面積?)が増えたと解釈するのが自然です
      (DHCと記されている部分に生まれたであろう、地下5階の方も同様)

      そうであれば、建築計画にある高さは塔屋を含めた高さ。

      構成図を参照しての「RFの最も高い部分でも150mを少し超えるくらい」の、最も高い部分はその塔屋部分ですし
      標識にある完成予想図でもビル屋上から塔屋だけ飛び出ておりまして、その点は裏付けられるので
      構成図を信頼する今の前提に立つと、158.877mは、最高高さであり建築物の高さでもある、ということになるのかな(自信なし

      もし塔屋屋上に更に高さを増す構造があれば、メートル差は生じそうですが
      図中では31階の軒桁部分で150mを切っているので、既に10m程の大きな塔屋がある以上、目立つメートル差を付ける程大型の構造物はまずなさそう。

  7. 大阪市在住のおじさん より:

    170と160にとどかないではかなり違うのでは。とくに再開発好きなひとやビル好きの人にとっては大きなことでしょうね。そういうところにやたらこだわりますもんね笑
    名古屋ビルマニアさんのおっしゃる話があるとすれば名古屋駅周辺の超高層ビルが他の地域の再開発を難かしくさせているということでしょう。
    私が思うに名古屋駅のビルは200メートル超は必要なかったかと。実際駅の南側と北側でかなりの差が出てるようですし、150メートルくらいを駅の南側、北側につくれば駅の活気につながったはず。棟数も多くなって高層ビル群を形成できたでしょう。
    リニアの開通が遅れてるようですし、リニア駅周辺の開発もどうなるんでしょう。
    いずれにせよ数字ははっきり公表したほうがいいですね。途中で計画が代わったのかもしれませんが。170は正直東京、大阪だったら珍しくもないし名古屋はそれさえも苦戦するというイメージをもたれかねないですよ。

    • 基本的に名無し より:

      訳が分からん
      大阪人てやたら名古屋の事気にする奴多いな
      ようつべで名古屋の動画にイチャモン付けてるのもだいたい大阪人

  8. 日野 より:

    わざとなの?ってくらい程度の低いコメントだこと。高さの話しかしてないし。ビルの高さがどうこうでそんな訳のわからんイメージ持つような「ビル(の高さ)オタク」なんか超超少数者。浮世離れもいいとこ。

  9. 渡世人 より:

    仰る通り。報道で約170mとあっても同時に立体の略図面も公表されていたので実際の軒高はそれより低くなるのは当初からわかっていたはず。東京八重洲の日本一となる三井の400m級も現時点では370m程度となっています。
    それと名駅地区のオフィス空室率も新コロナ前までは長らく数パーセント程度と需要は旺盛で200m級の高層ビル群はそれなりの役割を果たしてきたものと思います。新コロナ禍に伴う経済活動の停滞や旅客機開発の中断などしばらくは苦しい状況が続くでしょうがそれは東京や大阪も同じこと。リニアが開通するころには名古屋地区も日本全国も経済活動が回復していことを願うばかりです。

  10. たぬ より:

    計画案が具体化されるにつれて高さが低くなるのは他都市でもよくある事です
    約190m→181mとかありますし 最近だと梅北2期の北街区が約135mから124mになっていますがこれは規模縮小とは言わないでしょう
    Twitterで管理人さんがおっしゃる通りグローバルゲートも159mとされていましたが明らかにスパイラルと同じ高さであり最後部ではなかったですし
    名古屋以外の情報を見ずにすぐ
    これだから名古屋は〜とか言うのは本当にウンザリします

    • 名無し より:

      そうそう。タワーズの時だって最初は270mだったじゃないの。それに比べたら誤差範囲よ。

  11. 世界の山ちゃん より:

    憶測に過ぎませんがこれはヘリポートなしの数字だと思います。ヘリポートを含むと170m行くのでは?