中日ビルの解体状況 2020.8

中部日本ビルディングは1966年、中日新聞社の跡地再開発として建設された複合ビルです。ビル内の事務所や商業施設、劇場などは多くの人に利用され、長年栄のランドマークとして愛されてきました。

2016年には老朽化による建て替えが発表されました。2018年末には規模が31階・170mと判明。そして2019年3月に惜しまれつつも閉館し、現在は解体工事が始まっています。

中日ビルの解体状況 2020.4

前回から4か月半ぶりの取材です。

建物の高さが半分くらいになってきました。仮囲いには中日ドラゴンズの写真が登場しています。

裏から見ると解体はかなり進んでいてほぼ壁一枚に近い状態になっていることがわかります。

さて今回は先日出された出店概要書を見ていきたいと思います。まずは建物概要から。以前は31階建て延床11.3万でしたが、修正され33階建て延床11.6万になっています。階数が増えていますが、これはカウントの仕方が変更になっただけであり、規模拡大ではありません。

引用名古屋市 新中日ビル出店概要書

まずは1階です。当然ですがメインエントランスは北西、他に西側に2つの入り口が設けられます。オフィスのエントランスは北東側に配置し動線分離。ホテル行きのエレベーターは南東寄り、少し奥に位置しています。車での送迎には便利な場所です。

次は地下1階です。商業施設が中心です。アトリウムは4層吹き抜けになっていて、地階のこの場所はイベントスペースとして使用されます。北西側で地下街と接続しています。旧建物は古いビルらしく階高が小さかったので地下2階とつながっていました。

地下2階です。オフィスの車寄せはここに設置されます。荷捌き用のヤードもこのフロアです。

地下3階です。ホテルのエントランスがあります。建物全体で214台の駐車場が設置されます。

次は上の階に上がっていきます。まずは2階、商業施設がメインです。以前は衣料品店などがありましたのでここはファッションの店などが中心になると思います。オフィスロビーが小さめですがよく考えたら14フロアしかないのでこんなものでしょう。

3階です。商業施設の最上階です。現在テナントの選定が進行中だと思います。新ビルは外観デザインからわかるように伝統と継承をコンセプトにしているので、古き良き中日ビルを残しつつ新しい風を吹かせる構成になってくれればなと思います。

それより上のフロアです。出店概要書の図面が6in1になっているのでこちらも横着します。

4階5階は事務所です。大名古屋ビルの4階のようなイメージだと思います。6階は多目的ホールです。600人程度のキャパシティを想定しているようです。

7階はカフェと屋上庭園。大名古屋ビルの5階のイメージです。久屋大通公園やテレビ塔を眺められる、個人的にはできるのが楽しみな空間です。

8階が機械室、9~22階がオフィスです。3万平米強を供給します。

23階は機械室です。24~32階がホテルです。以前は機械室を階数としてカウントしていなかったため、ホテルが23階~31階となっていました。また塔屋2階分も33階+塔屋1階という数え方に変わりました。よってフロア構成は以前と変わらずです。

ホテルはロイヤルパークホテルズが出店、約250室です。またこれで高層部の平面形も判明しました。東側に若干出っ張った形になるようです。

地下4階5階は機械室です。地域冷暖房などが設置されると思います。

最後にスケジュールですが、2021年春に新ビル着工、2022年が最も見ごたえのある躯体の成長期、2023年夏には完成し、2024年春に商業施設開業の予定です。また建築計画の概要もそろそろ登場するかと思われます。

こうして図面が出るとより一層わくわくするものです。新ビルが楽しみですね。

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