長雨と多忙でなかなか取材に行けていません。そのため更新が5日ぶりになってしまいました。しかしこの地方もようやく梅雨明け。徐々に更新頻度を戻していきたいと思います。
今回はリニアの用地買収が進む大名古屋ビルの裏の状況をお伝えします。この界隈の変化は駅西と共に定期的にレポートしています。ちょうど4か月前の様子はこちら。
大名古屋ビル裏 リニアに向けた用地買収など
skysclinear.com
2018-03-10 20:59
リニアの用地にかかるかかからないか際どい場所に建設中の飲食店ビル。シートがはずされ外観が明らかになってきました。
黒を基調とした外観で、道に面する部分にはガラスが多用されています。一方で単調にならないように上部は複雑にセットバックした形状となっています。
名駅三丁目界隈に新たな賑わいができるのはうれしいですが、最大の関心はリニア開業後にこの建物が残るかどうかです。
続いて解体が完了した名駅キヨスクビル付近の状況。右は称名寺です。仮囲いには「交通ビルてっ撤」とありました。交通ビルは写真の真ん中のビルです。ついに向こうの通り沿いのビルにも用地買収が及んできたようです。
表に回ってみるとビルは完全閉鎖。そして張り紙を見てみると・・・
おなじみのこれです。調べてみると交通ビルは1962年の竣工と分かりました。名古屋は裏通りに入ると築半世紀を超えるような古いビルがまだまだたくさんあります。
そういった古いビルの更新がなかなか進まないのもまた名古屋の現状。しかしリニアという大きな外圧を受け、名駅界隈は日々変化していっています。これからもその様子を随時お伝えします。
コメント
リニアで再開発をするというのに、こういう小さなビルを建てる気が知れません
なぜかこの区画周辺だけ、小規模ビル建設ラッシュになってますよね。これってリニア建設反対の意思なのか、リニア建設時の土地売却のときの価格の吊り上げを狙っているのでしょうか。どちらにしても、解体される運命なのに、ビルを建てるなんて勿体なすぎる。更地のまんまにしときゃいいのに
リニア施工で駅東及び駅西がどう変貌を遂げるかが楽しみです。これで再開発案が縮小や単発化するようであれば、もう向う２０年以上はこんな注目性や、話題性も含めた千載一遇の再開発事業は来ないでしょうね。名古屋という土地柄は10年ごとという変な開発周期があり、大きなプロジェクトが連動連鎖しない。最初は、大きく花火を打ち上げるが必ずと言っていいほど縮小という地味な再開発に収まってしまいます。このような石橋を叩きすぎて、時期も話題性も斬新さも半減させてしまう内弁慶で発信アピール下手な風潮や習慣が極めて残念です。このような姿勢が外部投資家やデペの投資欲や、より貪欲な再開発欲を留まらせる障害になっているのでしょうね。
JR東海管理の公園以外の土地再開発案がこれから出てくると思いますが、駅西も東も名古屋の表玄関で有る為、名鉄主導の再開発よりは期待感が不安感を優っています。治安が今一つ不安感のある駅西に公園などを造成してしまって大丈夫なんでしょうかね。ホームレス等の溜まり場になってしまわないか危惧されます。
名鉄が株主総会で、「魅力ある新たな名古屋文化を創出できるような再開発」と名鉄ホールやグランドホテル、百貨店の再配置要望が株主から要望を出されたとの事。名鉄側は、話題になるような施設も検討していきたいと述べるにとどめた。と言う記事が掲載されていたが、新たなる名古屋文化の創出？ 名鉄といえば、必要経費をかけずして業績や集客を挙げようとする企業なだけに益々、不安感が増しました。又株主要望に於いては、株主も高齢で他都市の変貌や都市間競争、これから次世代のニーズや取り巻くであろう流通・商業サービス環境等は把握していないかのような、再配置要望かと思われます。立地や流入人口面が良好な為、ある程度の規模のホール再配置には賛成ですが、ネット通販や郊外のS.Cがこれだけ普及した昨今、話題性の高いテナントを揃えた専門店街がベストです。
ホテルは、外資系ラグジュアリーホテルと提携するなり誘致する事がこれから先、インバウンド収益を向上させるのなら、ローカルホテル名で展開するより、外資系ホテルの予約ネットワークを使用したほうが、より利益率の高い層の集客に繋げる事が出来ます。丸栄もそうですが、いつまでもローカルネームや地元意識に固執するのではなく、より激化する全業界でこれから先、生き残り繁栄していく術を、他都市同様にスピード感をもって行うべきです。根拠のない地元意識やよそ者扱いする無意味な発想や志向は発展・開発の障害となります。競争・競合が生まれる事で切磋琢磨し、魅力が増し、話題となり街も企業も強くなります。現状維持＝沈下、没落と個人的には思います。