検討はまだ道半ば 岐阜LRT構想

検討が進む岐阜LRT構想。昨年明らかになって、岐阜駅を中心とした3つルートが計画されています。最初は単なる思い付き程度かと思いましたが、パースが出たり調査費が盛り込まれたり、意外と本気度が高いことがわかり、時間をかけて検討が進んでいるようです。

先日、岐阜市は「次の世代につなげる県都岐阜市を中心とした交通システムの在り方検討会」の中間報告を発表。昨年から進めていたLRTの今後の検討方針を明らかにしました。

 

岐阜LRT構想イメージ公開 計画は成功するか

昨年の記事です。

 

昨年話題が出てから何度も会議が重ねられている模様で、第1回が今年3月、そこから毎月検討会が開催されていました。出た意見と中間報告を要約すると、だいたい次のようになります。

まず、会議では4つの幹線軸となる候補を抽出。岐阜駅~長良地域の候補①および岐阜駅~岐阜大学周辺の候補②については、LRTやBRT導入に向けた調査を進めるとのことです。一方、岐阜駅~岐阜羽島駅の候補③および長良~則武の候補④は、将来の移動需要の詳細分析を行ったうえで今後最適な交通モードを検討するのことです。

この言い方だと、①と②に関してはLRT導入の可能性があるものの、③と④についてはほぼ導入可能性がないと考えられます。まあ特に岐阜羽島方面はLRTを整備するほどの需要はないと思っていたので、妥当といえば妥当です。

①と②に関しても、BRTに言及されていることから、必ずしもLRTという方向性はないかもしれません。当然LRTの方が費用が掛かるので、現実的な落としどころとしてBRTになる可能性もあるかと思います。

 

今後さらに会議が開催されて方針が固まっていくでしょう。採算が取れるかなどの検討はまだこれから。実現に向けてのハードルは低くありません。

報道を見ているとやはり前のめりなのは構想をぶちあげた県知事の方で、岐阜市長はそれほどという感じです。インタビューでも岐阜市長は「街の再生はまず問屋街が第一、LRTは既存の公共交通の分析や将来需要など十分なエビデンスの基に詳細な検証を行うべき」とコメントし、反対ではないもののLRTを強力に推進するというスタンスではありません。

一方で県知事は先日、岐阜羽島と大垣の間にBRTを導入するという新たな構想に言及。リニア開通後の人の流れを西濃地域にも広げる効果があるとしています。どの程度の本気度なのかはまだ測りかねる状況です。

 

まだまだ検討中のLRT構想ですが、導入ルートは①と②に絞られ、BRTとなる可能性もある、というのが今のところの状況です。今後前向きな内容になっていくことを期待したいです。

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