東京駅周辺 日本一の超高層ビル街に進化中

東京駅周辺では巨大再開発が同時進行中です。その中には日本一となるトーチタワーの建設も。その様子をお伝えします。

現在再開発が進んでいるのは主に八重洲側です。皇居側はあらかた再開発が終了し、ほぼすべての街区が超高層ビルに建て替わりました。一方で八重洲側は地権者の数が多く、再開発が遅れていました。今はその遅れを取り戻すかのように一気に工事が進んでいます。

一番ホットなのは何と言っても「TOFROM YAESU」です。TOとFROMを組み合わせて「トフロム」と読みます。東京建物が先導する51階・249.72m、延床22.5万の超高層ビルで、先日商業施設がオープンしたばかりです。

ここの特徴は東京駅前ながら地権者が多く敷地がいびつな形で、写真の通り奥川に超高層棟をもってきていますが、手前側は古いビルがほとんど残っていることです。

そのため駅側のエントランスはこのような形状に。大通り側はわずかに用地買収ができた敷地を使って入り口を作っています。結果的に左側の質屋と右側のサラ金ビルに挟まれた形になってしまいました。

東京駅前といえば日本で最も価値のある場所の一つでしょう。そんなところでも地権者の関係で一体開発ができなかったというのは、都市開発の難しさを実感します。日本は個人の土地所有権が強いのもありますね。

続いては南側で建設中の「YAESU CORE」です。43階・227mの超高層ビルです。ここは一体開発に成功し敷地を丸ごと使って整形な建物を建てることができました。

ここの特徴は何と言ってもその敷地を活かした建築面積の大きさです。10基近いタワークレーンが同時並行で稼働中。怪物級の巨大さを感じます。延床面積は約39万、ワンフロア当たりがいかに大きいかわかると思います。

左に見えているのは東京ミッドタウン八重洲。トフロムとヤエスコアに挟まれて一足早く完成したプロジェクトです。

予想図です。事務所、店舗だけでなく劇場、ホテル、バスターミナルなどさまざまな用途が集積されています。長辺方向は約120mあり、完成時の迫力というか威圧感はすごいでしょう。

さらに道を挟んだ南側では八重洲二丁目南地区再開発計画が浮上。現在は解体工事が進められています。住友不動産による計画です。

39階建て、230m程度を想定。先ほどとは違い細めのビルです。延床面積は13.5万しかありません。八重洲コアの3分の1です。しかし冷静に考えれば13.5万は十分巨大プロジェクトです。これが小さく感じるのだから東京駅周辺の開発規模は恐ろしいですね。

現状パースは上のようなラフなものしかなく、完成時期も未定です。まだ詳細検討中なのでしょう。早くて2030年くらいでしょうか。

次は北に行って八重洲一丁目北地区です。44階・217m、延床面積18.6mの超高層ビルです。東京ガス不動産などが進めています。

写真は少し前なので現在はタワークレーンが建っているようです。これから鉄骨の建方が本格化していきます。

北側に日本橋川があるため、それを活かした川べりの商業施設が整備される見込みです。日本橋川には高速道路が覆いかぶさっており、それらが地下化され、明るい環境となることが想定されます。

そして真打は何と言っても日本最大のプロジェクト「TOKYO TORCH TOWER」でしょう。三菱地所が社運を賭けて推し進める超巨大な62階・385mのビルです。

なお右奥にはライバルの三井不動産が建設した日本橋の再開発が見えています。52階・284mの巨大ビルです。

近くから見た様子です。広角レンズで撮影してなんとか収まるような規模です。ビルというか、鉄骨の化物といった方がいいかもしれません。

少し離れて見た様子です。高さ的にはまだ半分以下で、ここから倍以上に伸びます。一部カーテンウォールの取り付けも始まっているようです。

離れて見るとその大きさがより分かるかもしれません。丸の内の広場から見ると10基近いタワークレーンを載せたその巨躯が顔を出しているのがわかります。

あべのハルカスや虎ノ門ヒルズを抜いて日本で一番高いビルとなるため、その存在感が抜群なのはもはや言うまでもありません。高さ、太さともに日本最強のビルになります。

完成予想図です。たまには夜のパースを。トーチタワーというのは日本を照らすトーチのようなデザインを模しているからです。そのコンセプトが最もわかるのは上部から光が漏れ出す夜の時間帯でしょう。

竣工は2028年5月の予定です。その規模を考えると決して余裕のある工期ではないと思います。商業のオープンは2029年くらいでしょうか。

最後は皇居側の様子です。こちら側は高くても200m程度のビルが多いですが、統率が取れている感じはあります。赤レンガの駅ビルから皇居へ向かう通りとその両端のビルはとても調和していると思います。

一方八重洲側の方は、皇居があるわけでもなく開発の制約が少ない(地権者問題は別として)ため、時期も相まって巨大化する結果となりました。同じ東京駅でも線路を挟んで開発の性格が異なっているのは面白いと思います。

いかがでしょうか。東京駅周辺は日本最強のトーチタワーを有した日本最大の超高層ビル街に進化しています。また数年もすれば景色は大きく変わっていることでしょう。

次回は三郷駅前の再開発の様子をお届けします。

シェアする

フォローする