9月10日、JR東海は新型車両HC35形を導入すると発表しました。関西線などで使われているキハ75系の置き換えようとして投入されます。新型はHC85系と同じハイブリッド型で、HC85系や315系で培った技術を活用します。
車両は2両を19編成製造します。投入区間は関西線の名古屋駅~伊勢市駅・鳥羽駅間と高山線の岐阜駅~下呂駅間、太多線の美濃太田駅~多治見駅間です。
投入年度は2028年~2029年です。わずか2年で置き換えが完了することになります。現在は知っている車両は今後5年以内に姿を消すことになります。
こちらは外観イメージです。親近感と速達性を両立させたデザインとなっています。ライトは315系と同じ丸みを帯びた形状の一方で、色はオレンジのラインを斜めにすることで速達性をイメージしています。
線区・列車の特徴に合わせ、主に快速「みえ」で運用する車両は転換クロスシートとロングシートを1両ずつ、高山線・太多線で運用する車両は2両ともロングシートとなります。
その他、状態監視システムにより、車両機器の稼働状態や故障状況等を遠隔で常時監視し、安
全性・信頼性の向上につながっています。また、車内防犯カメラを設置し、セキュリティの向上も意識しています。
ところで、だいぶ前に出てきたこれはどうなったのでしょうか。最初の情報が出てから2年以上経ちましたが続報がありません。詳細はこちらから。

そういえば関西線と競合する近鉄も新型車両「8A系」を投入します。来年にはデビュー予定で、従来のイメージを覆すブルーの外観は名古屋線に新しい風を吹かせるでしょう。
それにしてもHC35形の投入は予想外でした。JR東海は豊富な資金力を使ってどんどん旧型を置き換えています。385系の続報とともに名古屋近郊の車両はまだまだ姿を変えていくことになりそうですね。
コメント
近鉄からの発表によると1A系が2025年に導入され2026年からの製造分は1B系になる予定です。塗装は青色で決定で既存の名古屋線の一般車両は順次青色に変更されるそうです。