栄広場再開発 低層部商業施設はHAERAに決定!

大丸松坂屋、パルコなどを運営するJフロントリテイリングは、栄広場再開発(ザ・ランドマーク名古屋栄)の低層部商業施設について「HAERA」を開業させると発表しました。詳細を見ていきます。

錦三丁目25番街区計画の建設状況 2025.9

前回(1か月前)の工事状況です。

開業するのは地下2階~地上4階の部分です。ファッション・カルチャーにおいて先進性を持つパルコ、ラグジュアリーな世界観や賑わいの創出に優位性を持つ大丸松坂屋百貨店など、グループ一体となって強みを発揮し、新たな感性が交差するラグジュアリーモールを開業します。

なお5階から上はTOHOシネマズの映画館となります。こちらもいずれ詳細な発表があることでしょう。

引用Jフロントリテイリング プレスリリース(PDFファイル、以降の資料も同様)

外観パースです。HAERAのロゴが見えます。施設名称は「栄える+era (時代)」からの造語で、次の栄える(はえる)をつくる、街の新しい賑わい・時代をつくっていく起点になりたいという思いが込められているそうです。

名称にはやはり地名の「栄」も意識しているのでしょう。なので、HAERA東京店のような感じで全国展開はせず、栄に根差すオリジナルブレンドになると思われます。

ロゴデザインはソウルを拠点として活動するデザインスタジオ「Ordinary People」によるデザインで「栄」という漢字の造形をモチーフとしています。時代とともに変容する漢字から着想を得て、伝統的な形状を残しつつも、新たな時代に響くモダンなムードで表現しています。

内装のイメージです。上記でラグジュアリーモールとあったように、全体的に価格帯がかなり高めになると予想されます。

その中にはLOUIS VUITTONも入る気がします。そして北側の路面店がここに移転し、教育館跡地の建物がまた一つ減り、再開発に向けて一歩進むというシナリオです。

店舗数が65店であることも明らかになりました。感性に響かせる空間デザインやアート、ラグ
ジュアリーファッション、飲食店などが集結します。詳細は今後発表だそうです。

内装コンセプトは「PUBLIC MUSEUM」で、各階を一つのスタイルを体現するギャラリーと捉えています。また、床や天井に広がるパターン(地)と家具やアイテムのオブジェクト(図)を両極に据えているそうです。

各階は物語の一つの章であり、その物語は来館者がそれぞれ自由に編み出していく、という想いを込めています。確かに上のパースとは雰囲気がだいぶ違いますね。フロアが異なるとテーマ性も異なる内装というのは今までの商業施設であまりない気がします。

開業時期としては2026年夏ごろの予定です。すでにティザーサイトはオープンしています。これからどんどん情報が増えていくことでしょう。開業が待ち遠しいですね。

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コメント

  1. 鷲津砦 より:

    商業施設がオリジナルブランドになったのは嬉しいですね
    ビルの名称の方は、同名で今後全国展開されるものの一つになりそうで少し残念でしたから
    既存のルイヴィトン路面店は有名建築家の青木淳氏が手掛けたもので、ヴィトンのダミエパターンを施したガラスを2枚立てる事でモアレ現象を起こし、歩行者の動きに合わせて模様が動く独特なファサードで構成されています
    建築物の意匠、立地ともランドマークにそう見劣りしないので、自前の店舗を捨てHAERAに入居するメリットはあまりない気もします

  2. これきよ より:

    HAERAとか日本人ってこういうの好きだよね。

  3.   より:

    名前もロゴもダサいよね
    「ハ」で始まって後ろに母音が続く音って言いにくいと思う

    それよりも、初出時のパースのような広いガラス面がなくなったのが一番残念
    外観も内装もセンスがオッサンっぽい…
    高級感を出そうとして失敗したのか