ジブリパークを徹底レポート2 ジブリの大倉庫編

先日、ジブリパークに行ってきました。今回からそのジブリパークの内部を全6回にわたって徹底レポートしていきます。既に開業から2年経ってしまいましたがようやく行けたのでレポートです。

ジブリパークは愛・地球博の跡地できた自然共存型テーマパークで、全5エリアが存在します。1期は青春の丘、ジブリの大倉庫、どんどこ山の3エリア、2期はもののけの里、魔女の谷です。今回はジブリの大倉庫をお伝えします。

ジブリの大倉庫はジブリのさまざまな展示がある大きなエリアです。入場は時間指定制なので所定の時間になったら入ります。制限時間はないので一度は行ったら心行くまでじっくり見ることができます。その分結構混雑もしています。

ジブリの大倉庫の入り口です。ここは愛・地球博のときグローバル・ハウスと呼ばれた建物だったと記憶しています。冷凍マンモスの展示もありましたね。

その後スケート場と温水プールになり、撤去された温水プールの跡地が大倉庫となっています。北側のスケート場は今でも使えます。

外観はほとんどそのまま(一部塗装の塗りなおしなどは実施)使われています。一見普通の建物で中に入るとファンタジーの世界という感じです。

内部の様子です。大きな建物の中に街がいくつもできており、重層的になっているのでいろいろと見る箇所があります。

自然採光により中央部分は明るくなっています。右に浮かんでいるのはラピュタに出てきた飛行戦艦「ゴリアテ」でしょうか。

大倉庫ということでジブリに関する様々な展示がなされています。こちらはこれまでの作品を振り返るコーナーです。映画の最初に出てくるこの画面で記念撮影ができます。

これまでのポスター類がたくさん貼られています。全作品のものがあります。

定期的に内容が変わる企画展示が行われており、このときは「食べるを描く」というジブリの「食」に関する展示がありました。ジブリの食事ってなんだかおいしそうですよね。

この隣には映画館「オリヲン座」もあります。結構大人数が入る本格的なシアターです。ジブリ美術館で放送していた「たからさがし」や「メイとネコバス」など作品がここでも流れます。

こちらはアリエッティの世界観を表現した部屋です。前回登場の「猫の事務所」と同スケールくらいかもしれません。しかしこちらはカラフルな花で彩られており、猫の恩返しとはまた別の種類のファンタジーを感じさせます。

さらに少し歩くと巨大な花が見えてきます。これは逆に見学者がアリエッティの世界に迷い込んだような演出です。植栽が人の背丈よりはるかに高く見えます。まあ植栽と言っても雑草とか小さな花なので、アリエッティには世界がこんな風に見えているのかもしれませんね。

天井の高い空間なので写真のように2層、3層になっている個所が多く、面積を有効利用しています。上のフロアでは何か人が集まっています。これは何でしょうか。

実はロボット兵と記念撮影をするための行列でした。ラピュタに出てくるロボット兵がツタの絡まる一角に再現されています。深い眠りについているように見えます。再起動することはあるのでしょうか。

ちなみに作中のロボット兵には、庭園などの見守りタイプと、翼を展開して飛行できる戦闘タイプがあります。こちらは優しい見守り用のようです。(三鷹の森ジブリ美術館にあるものはなぜか戦闘用です)

こちらは「にせの館長室」です。千と千尋の神隠しで千尋が湯婆婆に油屋の中で働きたいと懇願するシーンがあると思いますがそれが見事に再現されています。

飛び散った契約書の中には1枚だけ、湯婆婆と長久手市が契約を結ぶという内容になっている紙があります。こういう遊び心もいいですね。

1階にはなりきり名場面展という展示があります。ここは映画のセットがつくられ、見学者がそこに行くと映画の世界観に入り込んだような雰囲気が味わえます。

左には千と千尋の神隠しで有名な電車(海原鉄道)でカオナシと記念撮影。これ以外にもかなりたくさんの映画のセットが作られています。

千と千尋の神隠しは撮りたい人が多く入り口で長い行列を成していました。撮影のために30分は待つことになったと思います。千尋をスキップして先に他を見ることもできます。

こちらはやや大人向けとして名高い紅の豚の終盤のシーンです。ポルコ・ロッソとの熱い決闘を再現できます。

こちらはもののけ姫の終盤のシーンです。シシ神の首を返すところです。照明も変化するのでより臨場感あるシーンが撮れると思います。

ひとりでやるのはしんどいので写真のようにカップルでやるといいと思いました。作中でもアシタカとサンがやっていたと思います。

この下には本物の倉庫があります。予告なく展示は入れ替えられます。客に見せる部分だけでなく、ジブリ関連の品を収蔵しておくという役割もあります。

その他、カフェ「シベリあん」では風立ちぬに登場したお菓子を食べられます。さらに別棟のカフェ「大陸横断飛行」でも軽食があります。ハンバーガーなど、大陸を横断飛行する飛行機を操縦中でも片手で食べられるというのがコンセプト。お土産屋は「冒険飛行団」があります。ジブリパーク内で最も大きなお土産屋なので気になるグッズはチェックしておきましょう。

ジブリの大倉庫の所要時間はある程度ちゃんと見ようとしたら最低3時間です。時間指定制なのでどのタイミングで見るか考えながらプランニングもいいかもしれません。ぜひ行ってみてください。