名古屋刀剣ワールドが開業!徹底レポート

5月1日、栄タワーヒルズの低層部に名古屋刀剣ワールドが開業しました。最大で刀剣200振、甲冑50領、浮世絵150点、火縄銃・古式西洋銃250挺を展示できる博物館です。

刀剣のコレクションは、東建コーポレーション創業者の左右田稔が40年以上にわたり収集したものです。日本の伝統工芸の保存・普及・発展を目的として設立されました。

栄タワーヒルズ(28階・100.805m)です。白川公園の東にあり、伏見からも矢場町からも徒歩10分程度の立地にあります。

このビルの完成は2020年でしたが、刀剣ワールドはコロナ禍もあって開業が延期に。その後一向にオープンのアナウンスがなく、大丈夫かと思っていましたが、5月1日開業が突如判明し、オープンとなりました。

エントランスは南側と西側の2つあります。メインは南側、ミュージアムから入る場合は西側です。

長らく開業が延期されていたので、あんまりやる気ないのかなとかなり不安に思いましたが、中に入ると素晴らしい展示が目に飛び込んできて、いい意味で裏切られました。それでは入ってみましょう。

まずは入り口です。エスカレーターを上がって2階に。写真は人がいないタイミングを狙って撮りましたが、かなり人が多かったです。

石川さゆりからもお祝いが届いています。東建のCMでもよく見かけますね。

入り口はこじんまりとしています。入場券を買って改札から入るシステムです。大人1200円などとなっています。

今回写真はありませんが、反対側には和カフェ&レストラン「有楽」もあります。

入るとまずは武士たちがお出迎え。フロア構成は2階が常設展示室、3階が企画展示室、4階が特別展示室となっています。追加料金は不要です。

ちなみに5階は資料室、6階は学習室、7階は屋上庭園ですが、今回は入れませんでした。

武士になりきって撮影できる体験コーナーもあります。小さな子供も大喜びですね。

他にもただの展示ではなく、映像を使用したアトラクション展示や、北館2~4階の階段を利用した浮世絵階段ギャラリーもあり、1200円の料金と同等かそれ以上の充実した内容に感じました。

甲冑(鎧兜)をはじめ「陣笠」「とんきょ帽」「陣羽織」といった防具を数多く展示しています。自軍の勢力を示すために使われていた「旗」も見ることができます。

インバウンドの外国人と思しき姿も多数見かけました。日本の伝統を生で体感できるこのような施設は人気があるのかもしれません。外国人向けのアピールももっとしていいと思いました。

一般的な刀剣の他に「薙刀」「槍」といった広い意味での刀剣や、刀剣の外装である「拵」も展示しています。

折り上げ天井になっているのも格調高い空間を演出していていいですね。

小さいですが図書コーナー、情報検索コーナーもあります。椅子が多いので一息つくこともできます。

収蔵品には国宝や重要文化財も多数含まれており、美術品の保管という意味でも非常に価値の高いミュージアムと言えます。

最後はミュージアムの様子です。それほど広くはありませんが人でごった返しており、品数もなかなか種類が多かったです。好きな人にはたまらないでしょうね。

ということで名古屋刀剣ワールドのレポートでした。正直、タワマンのおまけなので規模は知れているかもと思ったのですが、いい意味で期待を裏切られ、入場料1200円以上の価値のある素晴らしい施設と感じました。

まだそれほどメディア露出もしていないと思うので、外国人も含めてもっとアピールし、周辺の科学館や美術館と並ぶ観光ゾーンとして認知が進むといいと思います。開業本当におめでとうございます。