名鉄名古屋本線知立駅の周辺では高架化事業が行われています。知立駅は名古屋本線の特急停車駅であり、三河線の海線・山線の結束点にもなっている重要な駅です。しかし駅自体は高架になっておらず、市街地の分断や渋滞が大きな問題になっていました。
対象となるのは名古屋本線が知立駅を含めた約1.5km、山線が約2km、海線が約1.5kmの区間です。他の高架化と比べて大規模な工事となります。2023年3月に名古屋本線の下りが高架移行しました。
前回から5か月ぶりの取材です。
今回は三河知立駅の移転駅から歩いてきましたので、ここから知立駅まで進んでいきます。移転駅レポートはこちら。
右上に見ているのが三河線山線の高架です。これが左へ伸びてきます。高架も複線幅が確保されているのがわかります。
こちらは三河線海線の高架です。足場の密度がものすごいですね。こちらも順調に工事が進んでいることがわかります。一方で高架の姿はまだ見えてきていません。
少し離れてみた知立駅全体の様子です。3階三河線の屋根部分の構築が始まっています。間違いなく名鉄最大の駅であり、要塞と言えます。
知立駅を北側から見た様子です。先ほどの三河線の3階部分が高くなっている部分です。そりたつ壁のようです。
駅前の様子です。ミスタードーナツの雑居ビルがあった気がしますが解体されました。奥では新しいビルが建設中です。高架化に合わせて駅前は激変しつつあります。
先日は駅前の再開発が規模拡大で発表されました。100mクラスのビルができるとは思っていなかったので期待です。
最後は駅の様子を見てみましょう。鉄骨の柱と梁が登場しています。さらに左に延びる予定のため梁が飛び出しています。
三河知立駅の移転でさらに一歩進んだ感があります。今後も進捗を見守りたいと思います。完成は2028年の予定です。