中日ビルの建設状況 2023.4

中日ビルは2016年に老朽化による建て替えが発表。2018年末には規模などが判明し、翌2019年3月に惜しまれつつも閉館しました。その後解体工事が行われ、2021年初めに新築工事に着手しました。

新しいビルは33階・158.877mで、旧ビルと同じくらいのボリュームの低層部、中層部にオフィス、高層部にホテルが入居します。2024年の開業予定です。

前回から4か月ぶりの取材です。

定点から。タワークレーン2基の解体が完了し、シートもほぼ外されて完成形になりました。現在は内装工事が急ピッチで進みます。

黒っぽい独特のフォルムが本当にかっこいいです。先代のビルへのリスペクトを残しつつ、現代的に生まれ変わりました。

低層部です。横と縦の部材はガラスと同じ平面ではなく手前側に出てきており、立体的なファサードとなっています。

どんなテナントが入るかはもうあらかた決まってきていると思います。すでにホール＆カンファレンスについては詳細情報も出てきています。

北西から見た様子です。コアが出っ張っている部分は割と複雑な形をしています。

S2計画ができると中区役所は高層ビルの谷間に挟まれる形になります。少し前まではこのビルが一番高かったのに、と思います。本当に栄の変化は劇的ですね。

久屋大通パークから見た様子です。生まれ変わった久屋大通の芝生や水辺広場と新しい高層ビル、まさに新時代の名古屋を象徴する新景観の誕生です。

少し前に地価公示がありました。それによると価格上位は名駅ですが、上昇率は栄が多く入ってきていました。中日ビルをはじめとする再開発への期待が大きいのだと思います。

中日ビルの竣工は2023年夏、商業施設開業は2024年春の予定です。工事のレポートは今回が最終回とする予定です。開業が楽しみですね。