ポートメッセ旧第1展示館が解体完了 跡地利用は?

ポートメッセ名古屋は老朽化とレゴランドの進出による区画整理で再編成が行われています。昨年10月には金城ふ頭駅からすぐのところに新第一展示館が開業。これに伴い旧第一展示館は取り壊しが進んでいました。

新第一展示館は2万平米の展示面積を持ちます。既存の第二第三展示館と合わせるとポートメッセは4万平米程度の面積があることになります。近くにコンベンション施設も建設されています。詳細はこちらから。

ポートメッセ新第1展示館が開業!徹底レポート

現在の旧第一展示館の様子です。ドーム状の建物が完全になくなっています。平面形状が円形というのはやはり使いづらいのでしょうね。ドームはシンボリックではありますが、展示場には不向きと言えそうです。

この跡地はレゴランド2期の拡張エリアとなる見込みです。これは2017年の1期開業前から決まっていた方針です。しかし昨年末の朝日新聞がちょっと気になる報道をしていました。

引用朝日新聞記事

当初の案(左)ではなく、右のように拡張すると言うのです。最初に話を持ち掛けたのは市の方で、当初案では四角形の土地と比べて活用に制約があることや、展示会場への展示品やブースの資材の搬出入の経路が行き止まりになるなどの不都合があるというのが理由のようです。

レゴランドの運営会社は「非常に良い話と受け止めている。実現に向けて詳細を詰めていきたい」と、この案に前向きなようです。

気になるのは、右の案の場合、第二展示館の取り壊しが確定になるという点です。レゴランドの用地が完全に現建物と干渉しています。では第二は取り壊して第一と第三で運用していくのでしょうか。この場合の合計展示面積は約3.4万と奇しくも昔の3館体制と同じになります。しかし以前ポートメッセもどんどん拡張するという話が出ていたことや、今回の土地拡張の変更案を市側が出してきていることからそれは考えにくく、第二はどこかに新築移転する可能性が高いと考えられます。

現在の第二展示館です。展示面積は1万弱で今ある建物群の中では最も小さいです。築35年程度で老朽化が深刻という程でもありませんが古いのには間違いないです。

上記の情報で考えると「新第二」は旧第一の南半分+αという感じになると思います。交流センターは残るでしょう。

再び旧第一の様子です。解体がほぼ終わり最後の残骸を搬出している最中と思われます。いずれにしても土地利用方針が決まらないとレゴランドも拡張できないですから早めに決めてほしいですね。

どちらかというと拡張が必要性が高いのは展示場よりレゴランドかと思います。現状9ha程度の広さしかなく、高めの入場料金の割には狭いという印象が拭えません。展示場も建物更新は必要ですが常滑のことを考えると・・・となります。

おまけです。金城ふ頭駅のすぐそばにあった結婚式場が解体されました。まさかここに「新第二」が来る?と思いましたがさすがにそれはないですかね。となると跡地利用はどうなるでしょうか。

ちなみに写真では人が大行列を作っていますがこの日は新第一展示館でコンサートがあったためです。あおなみ線もノンストップ便を増発していました。

金城ふ頭の変化はまだまだ続いていきそうです。どういう形になっていくか懸念もありますが先行きを見守りたいと思います。

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コメント

  1. 天白区の人 より:

    セントグレース大聖堂 the Garden(野跡駅近くにあった結婚式場)も2年ほど前に閉館になってすでに更地です。
    ベストブライダルが手がけていました。(八事駅前の閉館になった、ストリングスホテルと同じところです)

  2. より:

    金城ふ頭駅東部へのクルーズ船ターミナル整備はどうなっているのか気になりますね。

  3. 鷲津砦 より:

    かなりの広さですし、式場の跡地利用気になりますね
    個人的にはホテルの含まれる施設を期待します
    金城ふ頭のMICE面も観光面も競争力底上げしてくれるので