10月頭、ポートメッセなごやの新第一展示館が開業しました。今回はその様子を徹底レポートします。
ポートメッセ新第一展示館は、レゴランド建設と旧展示館老朽化に伴う金城ふ頭再整備の一環として建設されました。ドーム型の旧展示館は解体され、レゴランドの用地となる見込みです。
延床面積は4万平米、純粋な展示面積は2万平米です。これによりポートメッセ全体での展示面積は4万平米となります。
前回から4か月ぶりの取材です。
新第一展示館は駅から最も近い位置に建設されています。ペデストリアンデッキを進むと巨大なエントランスが姿を現します。
このデッキは同時整備されたコンベンション施設を抜けて既存の第二第三展示館に繋がります。かつては地上に降りて武田デバの前を通ってアクセスしていましたが、今回の整備で既存施設へのメイン導線もデッキに移った形です。
建物内部に入ります。トイレや小会議室があるようです。メインアクセスは1階なのでエスカレーターで降ります。
1階です。空間的に余裕があるので休憩できる椅子なのが多く設置されています。方角的に午後は自然光がよく差し込みます。
内部の様子です。無柱大空間となっています。コロナ禍もだいぶ落ち着いてきたことですし、対面での商談需要も戻りつつあるのではないでしょうか。今後稼働率が上がっていってほしいです。
北東、バックヤード側の様子です。搬入用のトラックなどがたくさん止まっています。裏側ですが力されている面積が多いですね。
次はコンベンション施設に行きます。
こちらは新第一展示館から接続しているデッキです。コンベンション施設も2階がメイン入口のようです。
同施設はMICE対応として、4階は4分割できる約300平米の中会議室、3階は4分割できる約1000平米の大会議室が整備されます。2階はフードコート、1階は多目的スペースやバス昇降場になっています。
こちらがフードコートです。カジュアルな雰囲気で、気軽に食事ができます。肉などの定番定食を揃えた「DiSH PARADE」と名古屋名物を中心とした「尾張式。」の2店です。
3階4階は吹き抜けと会議室です。白黒と赤のカラーリングで引き締まった印象を与えます。東側には心地よさそうなテラスがありましたが取材時は外に出られませんでした。
最後に旧展示館の解体状況です。ドーム型の下部がシートに覆われています。あと1年程度で完全に姿を消すことでしょう。
前述の通り跡地はレゴランド拡張用地になります。レゴランドとしては次の大きな話題を作りたいので早く進むといいですね。
これでポートメッセ再整備は大きな節目を迎えたことになります。結局ここと空港と2か所乱立になってしまいましたが、まあ文句を言うよりできたものを活用するほうが建設的なので、2つの展示場でMICE実績を伸ばしていけるといいですね。
今後は旧展示館の解体状況をときどきお伝えします。
コメント
あおなみ線の延長部分に被せんなよって感じでした。
東山線の新駅、引き続き「調査継続」とのことだが、あくまで個人的には不要。膨大な費用と時間を要するなら、都心部のいろいろな美化・洗練に費やしてほしい。
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記入場所を間違えました。柳橋新駅のことです。
名市 新第2展示館はDB 展示面積1万㎡
https://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/221219300048.html
新第2展示館の方は、基本構想策定時の2層構造から1層構造に見直しとなりました。2層は使い勝手悪そうですしね。
金城ふ頭 商業用地0・6㌶もホテル可能に
https://www.kentsu.co.jp/sp/webnews/view.asp?cd=221222300058&pub=1
場所は、新コンベンションセンターの北隣に元々あるホテル用地の、更に北隣の土地の西側。メイカーズピアから見ると南西です
レゴランドホテルの2棟目が建つか、コンベンションセンター北に構想されているホテルの敷地が拡がるか。
金城ふ頭はMICEリゾートとして成立しつつあるので、ホテルが増えるのは良さそうですね