瑞穂スタジアムの解体状況 2023.3

2026年アジア大会に向けて建て替えられる瑞穂スタジアムの解体が始まりました。その様子をお伝えします。

現在のスタジアムは1941年に完成したもので、それを改修したり座席を増設したりしてこれまで運用してきました。しかし流石に戦前の建物ということで老朽化が著しく、アジア大会の節目となる2026年に建て替えられることになりました。

新しいスタジアムは座席数3.5万の2層構造です。中央部にサッカーコート、その周りを陸上トラックが取り囲む、サッカー陸上兼用競技場となります。一昨年3月には竹中工務店の案に決定したとのことで、パースも発表されています。

瑞穂スタジアムの解体状況 2022.9

前回から6か月ぶりの取材です。

現在の様子です。かつての建物が完全になくなり更地になりました。これから新スタジアムができます。私はスタジアムができていく様子を見たことがないので楽しみです。建設が進めば先日の広島のような迫力ある姿が見られることでしょう。

今後の予定として、基礎工事から1階の施工がこれから8か月弱の期間、特徴的な曲線の屋根鉄骨は来年4月から、仕上げ工事や外装関係は再来年の1月から始まる予定です。その後公園施設の引き渡しが同年9月、その後各種検査を経て2026年アジア大会に備えるというスケジュールです。

今回の計画ではスタジアムだけでなく周辺の公園整備も含まれており、市民が憩える空間、既存樹木を生かした公園、8の字ループのデッキ、曲輪貝塚を中心に遺跡を身近に感じる「大ぐる輪広場」の整備なども予定されています。

ハードだけでなくソフトも力が入っており、スポーツと「健幸」をテーマにした飲食店舗等が集まる「LOOPマーケット」や、公園全体を活用した市民が集う「瑞穂公園感謝デー(仮)」の開催が予定されています。

建築計画の概要も出ました。高さは31m規制が守られています。延床面積は8万平米、ビルでも珍しいくらいの大型物件です。着工は4月からです。次からは解体状況ではなく建設状況としてお伝えできそうです。

建築主は瑞穂LOOP-PFIで、よく見ると施工者の竹中工務店と同一住所です。スタジアム建設のために設立された組織と思われます。代表取締役が総理大臣かと思いましたが漢字がちょっと違いました。

ついに来月着工です。まだ数年先だからか、アジア大会への機運の高まりは個人的にあまり感じられませんが、建物の出来上がりと同時に盛り上がってくるかもしれません。今後が楽しみですね。

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コメント

  1. 名無し より:

    少し気になったので、、瑞穂LOOP-PFIは完成後の管理者にもなりますよ。
    竹中工務店含む企業で構成された団体です。
    なので住所も同一かと。