アーバンネット名古屋ネクスタビルが開業!

6月末、アーバンネット名古屋ネクスタビルが開業しました。今回はその様子を徹底レポートします。

アーバンネット名古屋ネクスタビルは、久屋大通と桜通の南東角にあった住友商事ビル(全日空のビル)をNTT都市開発が取得し、再開発したものです。2018年頃計画が浮上し、20階・91.46mの高層オフィスビルが今回完成しました。街区には同社が手掛けたアーバンネット名古屋ビルと商業施設ブロッサがあり、NTT都市開発の名古屋地区における拠点となっています。

ビル全景です。深いブルーの外観が美しく、快晴の青空と最高にマッチします。カーテンウォールや頂部のデザインは左に見えているアーバンネット名古屋ビルと合わせているようです。

延床面積は3万平米となかなかの規模です。低層部には商業施設が入っています。その様子を見てみましょう。

エントランスの様子です。2層分の広々とした空間が新時代の大型オフィスビルとしての風格を感じさせます。このあたりは工事中非常に狭い歩行者通路になっていましたが、再開発で美しく広く使いやすい街区空間になりました。

案内板です。新規開店の花があります。建物の中にもたくさん並んでいて、注目度の高い案件だったのがわかります。

店舗としては名古屋初出店の人気ベーカリー「ESPRIT」や、話題の「星が丘製麺所」や、クラフトビールの新たな発信基地となる「CRAFT BEER KOYOEN」など7店舗が新規開業しています。

次は建物の中に入ってみます。商業施設もありますが基本はオフィスメインの建物なのでそのための施設が中心。写真はオフィスエントランスです。エレベーター・地下・既存のアーバンネット名古屋ビルへの動線がコンパクトにまとまっている印象です。

テナントの表示です。デジタル表示されています。NTTグループのビルとあって、最新のICT技術が多く活用されている印象です。他にも非接触型の機器や自動案内のロボットなどが導入されているようです。

テナントの稼働率も好調です。左のようにほぼすべてのフロアが埋まっています。少し前の報道では9割稼働という情報もありましたし、オフィス需要は堅調のようです。

スモールオフィス「LIFORK」です。照明や家具、外の緑を楽しめる眺望などおしゃれな空間づくりがなされています。LIFORKは「LIFE+WORK」の造語で、生活の場とオフィス空間があいまいになりつつある現代ならではの場所です。NTT都市開発はこれまで東京5店舗、福岡1店舗で同ブランドを展開しており、名古屋はこれが初となります。

3階はカンファレンスとなっており、高機能な会議室などを複数備えます。それ以上はオフィス空間です。また最上階はオフィスワーカー向けのスカイテラスとなっています。次は地下を見てみます。

セントラルパークから直結の地下道ができました。真新しい通路を通っていくと地下1階のアトリウムに到着します。

地下にも店舗などが複数入店しています。周辺を歩く人もオフィスワーカーも一息つける空間です。既存のブロッサにも通路で連絡します。

アーバンネット名古屋ビルとのスペースです。久屋大通側には張り出したバルコニーやテラス席がありますし、日陰となるこちら側は人がいないかな、と思ったらそこそこ人がいました。

久屋大通側は観光客も多い「動」の空間ですが、こちらは基本的にオフィス関係者が多く「静」の空間となっています。賑わい創出と同時にオフィスワーカーなどが落ち着ける場所も一定需要があり、そこもしっかり整備されました。

最後に北側の様子です。透明度の高いガラスが使われており、夜になると建物内の明かりが漏れてにぎやかな雰囲気を演出します。

現在、街びらきイベントとして複数の催しが行われています。一部はすでに終わっていますが、今週末から最上階のテラスでヨガ体験ができるイベントが開催されます。普段は入れない20階の開放的な空間で、心も体もリフレッシュできそうですね。

いかがでしょうか。アーバンネット名古屋ネクスタビルはNTT都市開発らしい丁寧な空間づくりがなされた新世代のオフィスビルです。気軽に入ることができ、また上記のようなイベントもあるのでぜひ行ってみてください。開業おめでとうございます。