名鉄名古屋本線知立駅の周辺では高架化事業が行われています。知立駅は名古屋本線の特急停車駅であり、三河線の海線・山線の結束点にもなっている重要な駅です。しかし駅自体は高架になっておらず、市街地の分断や渋滞が大きな問題になっていました。
対象となるのは名古屋本線が知立駅を含めた約1.5km、山線が約2km、海線が約1.5kmの区間です。他の高架化と比べて大規模な工事となります。現在は基礎工事が行われています。
前回から4か月半ぶりの取材です。
駅付近です。基礎をつくる巨大な穴が出ています。実は駅の南側、北側ではそれぞれ高架が連続してできており、あとはここができれば高架がつながります。
少し南側へ行った様子です。2車線道路を終日封鎖して頭上の高架を施工しています。
この写真は少し古いので、看板には10月末までとありますが、現在は通れるようになっているようです。
こうしてみると2階の名古屋本線の高架は結構低いです。反対に3階の三河線の高架はかなり高くなっています。
左が三河線、右が名古屋本線です。現在は線路に挟まれた三角地帯ですが高架化によってそれもなくなります。
豊橋方を見ます。2層構造の高架は連続して完成しています。
さらに豊橋方に進むと1層構造になります。上の三河線の部分は本線からずれて建設されますがなかなか姿を現しませんね。
周辺では区画整理も進んでおりマンションが建設中です。
1枚だけですが北側の様子です。このあたりも遅れているイメージがありましたが一気に工事が進んで連続高架が仕上がりつつあります。
最後は駅前の様子です。老朽化したビルがまた解体されて更地になりました。右の古びたビルがこの区画最後の建物です。
完成は2023年予定。最近はだいぶ工事が進んできている感じますが、やはり現実的には2030年くらいですかね。早期完成に期待したいです。