9月30日、栄町ビルが閉館しました。所有者である興和はこの周辺で丸栄との一体開発を見込んでおり、その丸栄は2018年に閉館、今回はそれに次ぐ大型ビルの閉館となりました。
いつものようにその南で進む丸栄跡地暫定施設の建設の状況と、その東で進む同じく興和の飲食ビルの進捗もお伝えします。

前回から2か月半ぶりの取材です。
栄町ビルは1964年に完成、以来57年間に渡って運用してきました。外観も流石に古参ビルという感じです。
上部には国際ホテルが入っていましたがこちらは一足早く約1年前に閉館、その他テナントも順次退出が進んでいました。
ちなみに読み方は「さかえまち」ビルです。「えいちょう」ビルと呼ぶ人のほうが多いかもしれません。
シャッターが下ろされています。もうこのシャッターが開くことはないのでしょうね。少しさみしいです。
写真の通り建物は完全閉館。ただしサカエチカと連絡する部分は通行できます。
その部分です。名古屋都心の昭和の光景がまた一つ消えます。しかし消えて終わりではありません。興和は丸栄との一体開発により、令和の新しい光景を作っていく構想です。
まず気になるのはこの跡地利用。一体開発を目指すなら栄町ビル跡地だけで再開発というのは考えにくいです。となると地権者合意&他のビル(ニューサカエなど)解体完了まで暫定利用でしょうか。
ニューサカエビルも1973年開業とまもなく築半世紀です。外観もやはり古さを感じます。国際ホテルが解体完了したら次はこちらに着手かもしれません。
1ブロック東で興和が建設中の飲食ビルは一気に鉄骨が伸びてきました。ニューサカエなどからの移転組もありそうです。
最後は丸栄跡地暫定施設です。わずかですが上部の外観があらわになってきています。全体が見えてくるのもそう遠くはないでしょう。
読売新聞によると新施設の名称に丸栄の屋号復活も候補の1つと出ていました。開業後の施設の運営管理をするのは大和情報サービスという東京の会社なので、丸栄色が薄まるのかなと思っていたためこれは意外でした。
開業は来年3月29日に決まっています。1~2階が物販店街、3階がレストラン街です。40店舗以上を誘致します。そろそろテナントの発表もあるかもしれませんね。
正直、先行きの不透明さや暫定施設の度重なる遅延により私の中の期待度がやや下がりつつあったのですが、先日のナゴヤキャッスルのパースを見て思い直しました。賛否両論ありましたがやはり興和は名古屋を盛り上げるために力を注いでいるのだと強く感じました。丸栄、栄町ビル、ニューサカエビルを含めた一体開発は栄最大規模です。成功に向けてなんとか頑張って欲しいですね。
コメント
安○証券は果たして。。
興和のツインタワー?は規模もわからないし、どうなるかもわからないしあまりにも先過ぎて全く期待出来ないなぁ
せめて栄をショボく見せるような事をせずに大人しくしててほしい。
名鉄にも言えるけど名鉄と興和は期待外れの弱腰企業って感じ、特に名鉄なんてアホとしか言いようがないリニューアルすると言い出す始末
あんなやり方でよく経営出来るなと呆れてしまう。
さっさと巨大ビルを縮小無しに作るべき、今の名鉄ビル等リニューアルしてもドブに金捨てるようなものとわからない経営陣が名鉄の上の方に居るとかお先真っ暗企業。
名鉄百貨店のリビングフロアがちょっと前にリニューアルされましたが、全く人がいない閑古鳥が鳴いている状態で確かにお金を無駄に使ってしまっている印象でした。
丸栄跡地暫定施設もこれだけ立派なの作っちゃったら暫定と言いながら長期に渡ってこのままになりそうなので最初から期待はしてません
解体時期も未定。丸栄跡地の暫定施設がこんな遅れに遅れるならいっそのこと栄町ビルと足並み揃えて一気に一体開発して欲しかった。それが出来ないならもう
別々に開発してくれていいです。
完成なんて気が遠くなるくらい先になっちゃうし。
明治屋跡地もずっと駐車場のままだし、栄は勢いがあると言われながらもあの一帯は錆びれた地方都市のような景色になりそうでゲンナリです。
まーコロナの影響はやっぱり大きいでしょうね。
色々大変でしょうが長期的にみて判断して欲しいところです。
興和が東隣で建設中の遊技場ビルですが、やはりカラオケJOYJOYができ隣の同店が移転すると思われます。その後栄町ビル街区では連鎖的に解体が行われそうです。いよいよ始まった感が出てきました、丸栄跡地暫定施設も含め非常に楽しみです。
「(仮称)錦三丁目計画新築工事」ですね。昨日確認したところ最上部に「カラオケJOYJOY」の看板が設置されていました。興和の再開発に対するやる気が垣間見えます。残る地権者さんとも、なんとか折り合いをつけていただきたいところです。
テナントのためにわざわざ移転先を新築して用意するなんて興和の再開発への熱意が伝わってきますね。実現に向けて頑張って欲しいです。